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目次
1 ピエトロ・マスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ」(オペラ・ジャンルとしての悲劇的田園物語―「カヴァレリア・ルスティカーナ」におけるヴェリズモについて;オペラのあらすじ;リブレット対訳;〈カヴァレリア・ルスティカーナ〉―成立、出典、初演)
2 ルッジェロ・レオンカヴァルロ「道化師」(ヴェリズモの作曲家、台本作家にして理論家としてのルッジェロ・レオンカヴァルロ;オペラのあらすじ;リブレット対訳;〈道化師〉―成立、初演、剽窃問題)
3 「カヴァレリア・ルスティカーナ」と「道化師」とヴェリズモ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ryosuke Tanaka
1
このシリーズを読んだことはなかったが、リブレットだけでなく、さまざまな著者による作家の伝記・曲の成立経緯や受容史、初演当時の評まで収録されており大変読み応えがある。ハンスリックはブラームスとワーグナー絡みで党派的な活動をした人という理解しかなく当人の文章を読んだことがなかったが、両作ともについてかなり鋭いことを書いている。所謂ヴェリズモ・オペラの代名詞的存在である二作品だが、巻末のフォス論は、ヴェリズモ・オペラが社会の周縁者を取り上げるのは自然主義的興味というより単にエキゾチックな意匠としてのみで、2024/08/20
のほほんなかえるさん
0
ヴェズリモ(真実主義・写実主義)・オペラの2作。ともに悲劇に属す。2作とも同様の展開をとるが、「道化師」の方が劇中劇構造を取り込んでいる分、少し入り組んでいる形になっているだろうか。こちらもDVDを見つつ、戯曲分析。2012/05/15