内容説明
オーストリアのみならずヨーロッパに君臨したハプスブルク家。その支配は700年もの長きにわたった。芸術のパトロンで、自身作曲もした皇帝女帝たち、作曲家と王家との関わり、オペラやオペレッタに登場する王家の人々。王家と音楽に関心を持つ人に贈る一冊。
目次
ハプスブルク家以前のオーストリア―バーベンベルク王朝の音楽
ハプスブルク家とウィーンはなぜ音楽を好んだか?
ハプスブルク家揺籃時代の楽人たち
フランドル楽派からイタリア音楽へ
祝典儀式からバロックオペラへ
音楽にとりつかれた皇帝たち
マリア・テレジア女帝の音楽生活
『皇帝讃歌』を作曲するハイドン
少年モーツァルトとハプスブルク宮廷
ヨーゼフ二世の振興した国民劇と『後宮』〔ほか〕