内容説明
人は村で、街で、時どきの想いを歌に、楽の音に托して暮らしてきた。その形は素朴に、或いは洗練され、世界の各地で現在も生活の中に息づく。そのような土地を折にふれ旅する著者が心ひかれる語りや歌は、音楽に感動することの原点を問うてはいないだろうか。
目次
チベットの青い空
中国の“現代化”と伝統音楽
三弦楽器のルーツにみる東西文化の交流
モンゴルの馬子唄は
ベンガルの吟遊詩人バウル
“トルコ風”って何だろう
セネガル点描―経済と文化の葛藤
グリオ―カストと墓
アフリカ音楽は、いま
スイスのヨーデル祭
アペンツェルの牛飼いたち
マゾフシェと“連帯”ポーランド
インディオとフォルクローレのはざま
セルタンの月
音楽の感動をどこに求めるか―民族的伝統と国際性をめぐって(対談)ほか
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