内容説明
19世紀後半、パリで華やかに開催された5回の万国博覧会。楽器製作や軍楽隊の国際コンクール、万博記念の作曲コンクールに古楽コンサート。カフェでは異国の音楽が流れ、巨大なホールではパイプオルガンの轟音が響きわたり…。ドビュッシーの聴いたガムランだけでなく、さまざまな音楽で溢れていた万博。それは、19世紀パリの音楽生活の縮図でもあった。―近代フランス音楽のルネサンスを、万博という視点から描いた注目作。
目次
第1章 1855年 パリ万博
第2章 1867年 パリ万博
第3章 1878年 パリ万博
第4章 1889年 パリ万博
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