出版社内容情報
幼児期の身体的精神的特性を生かしたピアノレッスン法を提案。子供にピアノを習わせている親も知っておきたい豊富なメニュー満載!幼児期の身体的・精神的な特性を取り上げ、それらを生かしたピアノ・レッスン法を提案する。著者が独自に考案した読譜指導法や、幼児期以降の子どもが無理なくステップアップしていけるアプローチ法(スケールの細分化など)を紹介。導入期の生徒を混乱させないためのポイントが随所にちりばめられている。また、発達心理学の専門家(小野寺敦子)によるコラムを加え、読者にとって有益な情報を多く盛り込む。導入期におけるレッスン・アプローチに悩むレスナーに限らず、子どもにピアノを習わせている親なども知っておきたい内容が満載。著者自身、長い教師歴を持ち、他の教師等との幅広いネットワークを持つ。目から鱗の内容も多く、これまでありそうでなかった一冊である。「ムジカノーヴァ」連載(2014/10?2016/1)でも大反響を得、待望の単行本化。
まえがき
第1章 幼児の特性を知る
1.7歳頃までの幼児の特性
2.ドレミはわかってもドシラはわからない
3.幼児はなぜ、文字を左右反転させて書くのか?
4.音楽は時間、楽譜は空間
5.手先の器用さは5歳から
(コラム)ピアノを教えるのに役立つ心理学-1:エリクソンによる子どもの発達課題
第2章 幼児の特性に合わせた読譜指導
1.幼児は誤解をする
2.定着させる
3.音の並びを経験させる
4.音の高低を体感させる
5.拍子を体感させる
6.拍子を体感しながらリズムを学ばせる
(コラム)ピアノを教えるのに役立つ心理学-2:ピアジェによる思考の発達段階
(コラム)ピアノを教えるのに役立つ心理学-3:エゴレジリエンスで頑張る力を育てる
第3章 情報量が多いと幼児は混乱する
1.幼児の眼球の動き
2.中心化
3.風船と指番号
4.ひとつのアプローチに目的はひとつ
(コラム)ピアノを教えるのに役立つ心理学-4:子どもの手の発達について
第4章 どこに焦点を定めるのか
1.楽曲における読譜の細分化
2.鍵盤把握の細分化
3.第1関節における細分化
4.手首の細分化
5.親指導入前に
6.親指における細分化
7.スケールの細分化
(コラム)ピアノを教えるのに役立つ心理学-5:子どもの個性にあわせた上手な指導
あとがき――導入期は焦らず、ゆっくり中嶋 恵美子[ナカジマ エミコ]
ピアノ指導者。国立音楽大学音楽教育学科幼児教育専攻卒。著書に、発達障碍児へのピアノ・レッスン・ノウハウを集約した『あきらめないで! ピアノ・レッスン』(ヤマハミュージックメディア、2011)や、ノンフィクション・コミックエッセイ『発達障害でもピアノが弾けますか?』(同2016)がある。ブログやSNSなどを通じ、ピアノ指導者同士の情報交換やネットワーク作りを行う。子どものための無料演奏会 La Musique du Soleil主宰。
内容説明
焦点を定めたアプローチ。「なぜ、わからないの?」から「これができるようになってすごいね!」へ。
目次
第1章 幼児の特性を知る(7歳頃までの幼児の特性;ドレミはわかってもドシラはわからない ほか)
第2章 幼児の特性に合わせた読譜指導(幼児は誤解をする;定着させる ほか)
第3章 情報量が多いと幼児は混乱する(幼児の眼球の動き;中心化 ほか)
第4章 どこに焦点を定めるのか(楽曲における読譜の細分化;鍵盤把握の細分化 ほか)
付録 アプローチ表
著者等紹介
中嶋恵美子[ナカジマエミコ]
ピアノ指導者。国立音楽大学音楽教育学科幼児教育専攻卒。ブログやSNSなどを通じ、ピアノ指導者同士の情報交換やネットワーク作りを行う。子どものための無料演奏会La Musique du soleil主宰
小野寺敦子[オノデラアツコ]
東京都生まれ。心理学博士。現在、目白大学教授。専門は発達心理学、人格心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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