音楽と記憶―認知心理学と情報理論からのアプローチ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 318p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784276311589
  • NDC分類 761.14
  • Cコード C1073

出版社内容情報

認知心理学の研究成果と音楽理論を対応させた最新の研究書。人間が音楽をどのように認知し、記憶するかについて、音楽家が最新の心理学を援用して著した。

内容説明

音楽の聴取と認知のしくみを科学的に明らかにした画期的な研究!クラシックやジャズ、ガムランなど、音楽を幅広く科学的に分析し、簡潔かつ体系的に論述。時間的に配列された楽音の流れがひとつの「信号」として認知される過程を、楽音の結合やグルーピングなど構造化としてとらえることで、明快に示している。音楽行動は対象の比喩的表現であることを、認知心理学的考察から解明。音楽の記憶や理解において、繰り返しや類似した音系列が活用されることを、音楽の記号としての特徴から、情報理論の概念を用いて論述。「音楽を聴くための理論」を、認知心理学と情報理論の枠組みから独自に考案。

目次

第1部 認知概念(聴覚的記憶:概観;エコイックメモリーと初期処理;グルーピング;短期記憶と作動記憶;クロージャ ほか)
第2部 音楽的概念(音の融合;メロディ;リズム;形式)