内容説明
本書は、ストーンズ研究の第一人者であり、キース・リチャーズと実際に親交のあったスタンリー・ブースが書いたもので、キースの肉声がふんだんに聞ける貴重な作品である。キースは、ミュージシャンにしてこれ程の言語表現能力を持っているのか、と感嘆させられるくらいの語り口で、少年時代のエピソード、ストーンズへの思い、ソロ活動にかける意気込み、さらには独自の人生観などについて語っている。しかし、キースの記憶、表現には、時間的なずれや事実と異なるところがあったり、説明文にも若干誤りがある。そのため、ストーンズに関係のある記述で事実とくい違っている点には、註をつけて、巻末にまとめて註釈(修正)を載せた。
目次
なんとかして、ブルースを表現したいと思い立った
ブライアンは、ちょっと年が上なだけなのにふたりも子供がいるんだよ
エルヴィス、バディ、ジェリー・リーたちが、おれを駆り立てた
テープには、『サティスファクション』のリフとおれの鼾が入っていた
ブライアンとおれはずっと仲が悪かったな
ツアーの激しい緊張感を緩めるためにドラッグを使ったんだ
タジ・マハールは、白人の視点からブルースにアプローチした点がユニークだな
ステュをバンドからはずしたやつが、真っ先に成敗されたんだよ
オルタモントでは強い態度をとらざるを得なかったんだ
ロニーは、自殺しようと思っている人間を救うことのできる男さ〔ほか〕
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