内容説明
本書はアメリカの大学で実際に使用されているロック史のテキストである。ロックの誕生から現在までの歴史をたどりながら、さまざまなスタイル上の変遷や影響関係などを克明にあとづけ、代表的なアーティストを紹介。下巻では、シンガー/ソングライターから90年代のロツク・シーンまでをあつかう。また、世界の動きと対照しながらロックの全歴史を俯瞰できる年表を掲載。
目次
第13章 シンガー/ソングライター
第14章 ファンク
第15章 ジャズ・ロックとフュージョン
第16章 アート・ロック
第17章 グリッターとグラム
第18章 ハード・ロックとヘヴィ・メタル
第19章 パンク・ロックとニュー・ウェーヴ
第20章 スカとレゲエ
第21章 ヒップ・ホップとラップ
第22章 アンダーグラウンドとオルタナティヴ・ロックのスタイル
第23章 モダン・メインストリーム・ロック
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tieckP(ティークP)
3
上巻に比べるとやや物足りない。執筆時に評価が定まっていなかったものについて書く難しさもある。僕が利用している音楽系サブスクだと、上巻で紹介された曲はほぼアーティストの五指に入る曲だったのに対し、下巻では代表曲でないことも多い。また、オージェイズが載っていてEW&Fが載っておらず、クイーンズライクが載っていてドリームシアターが無いなど違和感もある(僕はどれも好きだけれども)。ただ、歴史の本というのを措いておけば、知らないバンドを知る楽しさはあり、The B-52'sとかバウハウスは守備範囲外で刺激を受けた。2022/01/28