内容説明
本書はアメリカの大学で実際に使用されているロック史のテキストである。ロックの誕生から現在までの歴史をたどりながら、さまざまなスタイル上の変遷や影響関係などを克明にあとづけ、代表的なアーティストを紹介。随所に効果的なリスニング・ガイドを配置し、用語解説、索引なども完備するなど、テキストならではの細かい配慮がなされ、ロック・ミュージックの全体像を把握するには、これさえあれば充分、という内容である。上巻では、ロック・ミュージックのルーツからカントリー・ロックのリヴァイヴァルまでをあつかう。
目次
第1章 歴史的概観
第2章 ロック・ミュージックのブルーズ・ルーツ
第3章 ロック・ミュージックのカントリー・ルーツ
第4章 ロック・ミュージックのゴスペル・ルーツ
第5章 ポップ・スタイルのロック・ミュージック
第6章 フォーク・ミュージックおよびフォーク・ロック・ミュージック
第7章 ソウル・ミュージック
第8章 ブリティッシュ・インヴェージョン
第9章 ブリティッシュ・ブルーズ・リヴァイヴァル
第10章 ブリティッシュ・インヴェージョンにたいするアメリカの反応
第11章 サイケデリック・ロック
第12章 カントリー・スタイル・ロックのリヴァイヴァル
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tieckP(ティークP)
8
少し古いが、アメリカの大学で教科書として使われる(最近まで改訂されている)ロックの歴史本。日本では上下巻で上巻はロックのルーツとしてのブルーズ、カントリー、ゴスペルから、ソウル初期、サイケデリック、カントリー・ロックまで。ときおり曲を取り上げて、進行や編曲を解説しているのが、サブスク等でどの曲もすぐに聴ける現代には有用。内容やバンドのチョイスも今のところかなり納得。なぜ売れなかったかといえば、おそらく学校英語のようなこなれていない訳文のせい。第1章でくじけそうになったが、読んでいれば慣れる。おすすめ。2022/01/19
Datt
1
本格的だ。後で暇になったときにちゃんと読もう。2011/11/23