出版社内容情報
1964年刊行の同書の新訳。ロシア近代を代表する作曲家、演奏家としての筆者の成長過程や経験、視野、書かれた曲の背景、構想が「自伝」「随想集」の2部構成で記述されている。
【著者紹介】セルゲイ・プロコフィエフ
作曲家兼ピアニスト(1891-1953)。ショスタコーヴィチと共にソ連を代表する作曲家。あらゆるジャンルの作品を残し、特に、ピアノ作品はピアニストの重要なレパートリーの一つ。
内容説明
20世紀ソ連を代表する天才作曲家が記した激動の生涯と芸術論。待望の新訳。
目次
自伝(幼少時代;音楽院を終えて;外国での年月;母国への帰国後)
随想集(イーゴル・ストラヴィンスキーの、声楽とピアノのための“幼年時代の思い出による三つの小さな歌”;パリの音楽生活の断面図(一九三一~三二年シーズン)
メモ
ゾヴィエト音楽の道
観客のメモ
ゴーリキーについて
作曲家ト演劇
新しいソヴィエトの交響曲
民衆は偉大な音楽を求めている
芸術の繁栄
モーリス・ラヴェル
シェイクスピアの「ハムレット」のための音楽について
“アレクサンドル・ネフスキー”の音楽
メロディに終わりはあるか
“セミョーン・コトコ”
わたしの先生
キーロフ歌劇場の“ラ・フィーユ・マル・ギャルデ”“修道院での婚約(デュエンナ)”
芸術家と戦争
“シンデレラ”について
音楽と人生
創造計画)
著者等紹介
プロコフィエフ,セルゲイ[プロコフィエフ,セルゲイ][Prokofiev,Sergei]
ロシアの作曲家、ピアニスト。現在のウクライナ、ドネーツィク州(当時はロシア帝国領)ソンツォフカ生まれのロシア人。帝政期ロシアに生を受け、サンクトペテルブルク音楽院で作曲・ピアノを学ぶ。革命後、シベリア・日本を経由してアメリカへ渡り、さらにパリに居を移す。20年近い海外生活の後、1930年代後半に社会主義のソヴィエトへ帰国。ソヴィエト時代には、ショスタコーヴィチやハチャトゥリアン、カバレフスキーらと共に、ソヴィエトを代表する作曲家とみなされた。交響曲、管弦楽曲、協奏曲、室内楽曲、ピアノ曲、声楽曲、オペラ、映画音楽などあらゆるジャンルにわたる多くの作品を残しており、演奏頻度が高い傑作も多い。特に、自身が優れたピアニストであったことから多くのピアノ作品があり、ピアニストの重要なレパートリーの一つとなっている
田代薫[タシロカオル]
ピアニスト。東京生まれ。ニューヨーク、マンネス音楽大学(アメリカ)ピアノ科、ブリュッセル王立音楽院(ベルギー)大学院を卒業した後、日露協会の支援により、短期研修生としてモスクワのチャイコフスキー音楽院にてプロコフィエフの作品の集中レッスンを受ける。プロコフィエフのピアノ曲、室内楽曲をシリーズで公演するかたわら、バレエ“鋼鉄の歩み”のピアノ編曲を手がけ、“ピーターと狼”の劇化公演、歌曲“みにくいあひるの子”の日本語訳公演等、プロコフィエフの音楽の普及につとめている。プロコフィエフのバレエ“ロミオとジュリエット”“シンデレラ”、およびソナタ第2番、第5番、第6番、第8番を録音したCD3枚をリリース。ベルギー在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
syaori
赤とんぼ
のん
call