目次
1 マーラー角笛交響曲の時代(歌曲集「子供の不思議な角笛」の成立;《交響曲第一番》ニ長調〈巨人〉;「交響曲第二番」ハ短調〈復活〉;「交響曲第三番」と「交響曲第四番」)
2 絶対交響曲時代の歌曲集(「リュッケルトの詩による五つのリート」;「なき子をしのぶ歌」)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NyanNyanShinji
1
マーラーの初期・中期の作品について取り扱っている。第一章に歌曲集『子供の不思議な角笛』とその世界観を共有しさらには引用した角笛交響曲としての1〜4番までの交響曲。第二章はその後に作曲した『リュッケルト歌曲集』と『亡き子を偲ぶ歌』について。内容は微に入り細に入り作曲家の過程や楽曲分析とディープで面白いのだが「練習番号5番で…」という記述が多く、スコアが手元に無いと辛いものがありました。あと訳文が固い(直訳)の為か、一文が長くなるので読みづらいところがありました。再読時はスコアと共にチャレンジしたい。2024/10/13