内容説明
少年時代、直接ブルックナーの人格に触れる機会に恵まれた著者ヴォルフは、その後ブルックナーと親交のあったニキシュやビューローといった指揮者たちとの交遊を通し、さらに指揮者としての体験を加え、単なる楽理的理解を越えた生きたブルックナー論を展開している。
目次
第1部 その生涯と人となり(生いたち;修業時代;ワーグナーとの出会い;成熟時代;ウィーンでの生活;晩年;最後の年)
第2部 創造力の根源(その精神性の基盤)
第3部 作品(交響曲の性格;交響曲への試み;九つの交響曲;その他の作品)
第4部 ブルックナー問題