内容説明
嘆く代わりに笑いの音楽を!笑いの天才オッフェンバック!愛とエスプリに満ちた肖像画を描き、主要作品を音楽的に、そして台本との関連で丹念に分析してゆくことによって、オッフェンバックの喜びや笑いやパロディの秘密を暴き、ナポレオン三世の独裁金権政治“第二帝政時代”を浮き彫りにしている。
目次
その人となりと生涯
オペラ・ブッファ(『地獄のオルフェ』;『美しきエレーヌ』;『パリの生活』;『ジェロールシュタイン女大公』;『ラ・ペリコール』)
オッフェンバックと笑い(台本の喜劇性;台本と音楽の関係の喜劇性;音楽の比較引用の喜劇性;音楽の笑い;結論として;『ホフマン物語』における冷笑)
著者等紹介
東多鶴恵[アズマタツエ]
1994年上智大学フランス語学科、同フランス文学科修士課程を経て、ベルギー政府給費留学、上智大学フランス文学科博士課程満期修了。現在、文化学院講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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