内容説明
ドイツ・ロマン派オペラを絶頂に導くと同時に、現代の和声的語法の出発点を形成したワーグナーの芸術を、音楽・文学・演劇その他、広範な観点から描き出した労作。今回の新版では、生涯や作品に関する新説を紹介し、写真を多数追加した。
目次
前篇 総論(その生涯と作品との連関;楽劇論;ロマン派とワーグナー;音楽の先人たち;ショーペンハウアーとワーグナー;ワーグナーとニーチェ;指導動機論;無限旋律と和声;劇的歌唱様式;ワーグナーとトーマス・マン;ワーグナーとフルトヴェングラー;ワーグナー音響について)
後篇 作品各論(初期の諸作品;リエンツィ、最後の護民官;さまよえるオランダ人;タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦;ローエングリン;トリスタンとイゾルデ;ニュルンベルクのマイスタージンガー;〈ニーベルンクの指輪〉;ラインの黄金;ヴァルキューレ;ジークフリート;神々のたそがれ;パルシファル)
ワーグナー研究文献
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