出版社内容情報
映画「アマデウス」で知られるようになったサリエーリ。モーツァルトの天才に嫉妬し、毒殺を疑われたこの作曲家の真実の姿を描く。
内容説明
孤児から宮廷楽長にのぼりつめ、ベートーヴェン、シューベルト、リストなどを育てたヴィーン随一の作曲家―アントーニオ・サリエーリ。彼はほんとうにモーツァルトの天才に嫉妬し、毒殺したのか―。ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンなど絢爛たる才能ひしめく18世紀ヴィーンの音楽界を活写し、知られざる偉大な作曲家の真実の姿をあますところなく描く。「サリエーリ全作品目録」をはじめ、資料も充実。
目次
第1章 誕生から宮廷作曲家就任までの歩み(一七五〇~一七七四)
第2章 オペラ作曲家としての名声の確立(一七七四~一七八二)
第3章 モーツァルトとの確執とサリエーリの円熟(一七八三~一七八六)
第4章 モーツァルトとの和解とオペラ作曲家としての危機(一七八七~一七九三)
第5章 オペラ作曲家の終焉(一七九四~一八一三)
第6章 教育者としての活動と晩年の日々(一八一四~一八二〇)
第7章 モーツァルト毒殺疑惑に汚された最晩年と死(一八二一~一八二五)
補章 現代のサリエーリ復興
著者等紹介
水谷彰良[ミズタニアキラ]
1957年東京生まれ。イタリア・オペラと上演史、歌手と歌唱法をテーマに研究と執筆活動を行い、オペラのプロデューサーや音楽アドヴァイザーも務める。日本ロッシーニ協会事務局長、研究紀要『ロッシニアーナ』主幹。『音楽の友』『レコード芸術』などの音楽雑誌、新国立劇場や来日オペラ団の公演プログラム、CD解説ほか多数執筆。1999年よりフェリス女学院大学オープンカレッジのオペラ講座を担当
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