作曲家・人と作品シリーズ<br> シェーンベルク

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作曲家・人と作品シリーズ
シェーンベルク

  • 浅井 佑太【著】
  • 価格 ¥2,530(本体¥2,300)
  • 音楽之友社(2023/05発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784276221987
  • NDC分類 762.346
  • Cコード C1073

出版社内容情報

十二音技法を生み出し、ベルクやウェーベルンらとともに新ウィーン楽派を立ち上げ後世に多大な影響を与え続ける20世紀最大の作曲家のひとり、アルノルト・シェーンベルク(1874-1951)が定番伝記シリーズに登場。ブラームス、R.シュトラウス、そしてマーラーたちが君臨する当時の超保守的なウィーンやベルリンの楽壇で、独学の天才シェーンベルクはいかにその楽才を育んだのか。さらに、アメリカへの亡命を機にユダヤ人としてナチスに立ち向かっていくなかで彼が目指した音楽とは――

全体は生涯篇、作品篇、資料篇の3部構成。生涯/作品篇では、近現代のドイツ音楽を専門とする気鋭の著者が、歴史に翻弄された孤高の作曲家の生き様を音楽的な変遷を織り交ぜながら圧倒的な筆力でもって描き切る! 資料篇では作品番号付きのものに加え、番号が付されてないものも全て収載し、創作を広く概観できる。知識を吸収すると同時に、シェーンベルク作品を聴く耳をも開いてくれる一冊。

内容説明

その音楽は、伝統か革新かあるいは、天才か狂気か―。20世紀最大の音楽家のひとりにして、十二音技法という新たな音楽語法の創出者。独学の天才がいかに学び、ユダヤ人としてナチスに立ち向かう先に見たものとは?“難解な作曲家”のイメージを覆す、シェーンベルク伝記の決定版!

目次

生涯篇(幼年期~青年期(一八七四~一八九四)
青年期(一八九四~一八九八)
世紀末ウィーン―音楽と性愛(一八九八~一九〇〇)
最初のベルリン時代(一九〇一~一九〇三)
ウィーン、再び(一九〇三~一九〇七)
調性の限界を超えて(一九〇八~一九一〇)
二度目のベルリン時代(一九一一~一九一三)
第一次世界大戦(一九一四~一九一八)
試行錯誤の時代(一九一七~一九二一)
十二音技法(一九二一~一九三三)
ユダヤ教への回帰と亡命(一九二一~一九三三)
新天地アメリカ(一九三三~一九四四)
亡命作曲家として(一九三三~一九四四)
晩年(一九四五~一九五一))
作品篇(調性時代(一八九八~一九〇八)
表現主義・無調時代(一九〇八~一九二〇)
十二音技法黎明期~中期(一九二〇~一九三三)
アメリカ亡命以後(一九三三~一九五一))
資料篇

著者等紹介

浅井佑太[アサイユウタ]
1988年大阪生まれ。京都大学文学研究科で美学美術史学(修士)を、ケルン大学音楽学研究所で音楽学(Dr.phil.)を学ぶ。2017年にパウル・ザッハー財団訪問研究員、2019年にアントン・ウェーベルン全集編纂所実習生(バーゼル大学)をつとめる。2021年より、お茶の水女子大学音楽表現コース助教。専門は19~20世紀のドイツ語圏の音楽、新ウィーン楽派、音楽文献学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

美東

12
シェーンベルクの音楽については、実際に演奏され聴取され鑑賞されるよりも、語られることのほうがはるかに多いと、本人の生前から言われており、現在もその状況はあまり変わっていない。本書は、そのシェーンベルクの音楽と人生を語りつくしたという点において名著であるといっていいであろう。2023/09/02

ブルーツ・リー

5
音楽の友、という雑誌の文章は、下手過ぎて「読めない」事が多い。 ところが、音楽の友社が発行している本書は読める。なぜ、このようになったのかと思って執筆者を見て、納得。京都大学で文学を学び、その後博士課程で音楽を学んだ人。 普段の音楽の友という雑誌とは、執筆者の格が違う。 自分が音楽の友という雑誌に求めている情報も、本書にあるような専門的な内容だから、雑誌を書く上でも、素人ではなく、本書のような文の専門家に書かせてみたらどうか。 1月の雑誌では書ききれないにしても、連載の形を取るなど、やりようはあるはず。2023/08/04

Wataru Hoshii

5
音楽之友社「人と作品シリーズ」の新刊シェーンベルク。彼が十二音技法による作曲を始めたとき、すでに46歳であったという事実は興味深い。彼の音楽は決して十二音技法だけに集約されるものではなく、後期ロマン派の総括(ブラームスとワーグナーの統合)、無調(というか調性の拡大)による表現主義、戦闘的シオニスト(ナチスの迫害を直接的に受けた故だが、ここまでとは思っていなかった)としての活動など、それぞれに意味がある。人生を辿ることでひとつひとつの作品の位置付けがわかる。しかし、やはり偏屈で付き合いにくそうな人ではある。2023/05/10

Tatsuo Ohtaka

2
大作曲家の評伝シリーズの1冊。クラシック音楽に一大変革を巻き起こした作曲家シェーンベルクの評伝は少なく、それだけでも価値が高い。さらに生涯篇のビビッドな表現や、作品篇を時代によって分けた慧眼に拍手。新しい名著でありスタンダードの誕生だ。2023/05/22

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