内容説明
20世紀ソヴィエトの激動の渦のなかで、芸術と体制との相克にもがきつつ、数々のユニークな傑作を世に問い続けた苦悩の作曲家―その複雑多重な内面を果敢に掘り起こす、会心の評伝。
目次
生涯篇(幼少時代(一九〇六‐一九一九)
音楽院時代(一九一九‐一九二六)
新たな出会い、新しい道(一九二六‐一九三一)
運命のオペラ(一九三二‐一九三六)
危機(一九三六‐一九三七) ほか)
作品篇(交響曲;弦楽四重奏曲;オペラ)
資料篇
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しろみ
3
ショスタコーヴィチ大好きなので。レポートの参考に読むつもりが一気読みしてしまった笑2013/10/02
okaka
3
本音を言えない社会で生きるのは大変ですのう。2010/08/29
伊達者
2
遅まきながら最近はまりつつあるショスタコーヴィチについて生涯を俯瞰するために通読。聞いた曲が彼の人生でどんな時期なのかを知ることはショスタコーヴィチでは特に重要だということが分る。学生時代に5番交響曲に単純に感動したけれども今聞くとそう単純な曲でもない。協奏曲についての解説がないのは残念。2021/08/25
ともさん
1
曲の背景を学ぼうと改心しました。程よいボリュームのものを選びましたところ、割と淡々と書かれていまして、読みやすいのですが、よく聞く、明日銃殺されるかも、という緊迫感は伝わってこない気がしました。2017/07/20
psy
1
大変面白くも興味深かったです。マクベス夫人を観に行くにあたって軽い予習用のつもりでしたが、アタリでした。他のも読んでみようかなあ、との気になります。2009/05/15