感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sakemubi
0
京都の市立図書館で借りて読んでいた本。 当時すでに絶版だったのか入手できなかった記憶がある。 古本で入手して再読。 本の半分以上が作品の解説で伝記の部分は半分以下の分量しかない、 伝記は1760年の七年戦争の時に失われた多くの作品に対する哀惜と 三十年戦争下の苦労と苦心、華麗な人間関係が興味深く書かれている。 この本自体が書かれて古く、翻訳の時点で注釈として当時の研究による、新しい説での解説が加わえられているがそれも30年以上前。 しかし日本語で読めるまとまったシュッツの本は他にないので貴重ではある。2013/11/04