出版社内容情報
名指揮者ムーティ70歳を記念して書かれた。家族との思い出、スカラ座事件を含め今日の劇場では経験できない貴重な体験など。
ナポリに生まれ、多感な時期を過ごした音楽院時代や両親や先生たちの話から、初めて明かされるオペラ、オーケストラとの秘話(ミラノ・スカラ座との決別となった事件なども事こまかに語られている)、才能が磨かれる過程で出会った偉大な人々、クライバー、リヒテルはじめ煌めく音楽家たちとの交流、そして芸術家としてのポリシー、原典主義の理由……世界の名指揮者となったムーティの、知られざる深い世界が感動を呼ぶ。これまで出ていなかった、小学生のムーティや家族写真、著名音楽家とのツーショットなどムーティ家の秘蔵写真50枚掲載。
おもちゃの代わりにヴァイオリン/指揮をしようと思ったことは?/いい加減にしろ!/演奏家?/運命のオーケストラ/新世界のための音楽/ミラノ・スカラ座/ナポリ魂/出会い/将来の展望/音楽に境界はない
【著者紹介】
1941年ナポリに生まれる。世界で最も称賛されているオペラ、オーケストラ指揮者の一人。イタリアを始めフィラデルフィア、シカゴからウィーン、ベルリン、ロンドンなど国際的に著名なオーケストラを指揮している。1986年から2005年までスカラ座の芸術監督を務めた。1971年からザルツブルク音楽祭の常連指揮者でもあり、現在ローマ歌劇場終身名誉指揮者、シカゴ交響楽団音楽監督。
内容説明
これまで知られていなかった幼少時代、演奏スタイルの秘密、舞台の裏側、きらめく芸術家たちとの出会いと音楽人生が、ムーティ自身の飾らない言葉で語られる。マエストロ秘蔵の、ヴァイオリンを弾く小学生のムーティ、珍しい家族写真、練習風景、そして歴史にのこる音楽家たちとのツーショットなど、貴重な写真も満載。
目次
1 おもちゃの代わりにヴァイオリン
2 指揮をしようと思ったことは?
3 いい加減にしろ!
4 演奏家?
5 運命のオーケストラ
6 新世界のための音楽
7 ミラノ・スカラ座
8 ナポリ魂
9 出会い
10 将来の展望
11 音楽に境界はない
著者等紹介
ムーティ,リッカルド[ムーティ,リッカルド] [Muti,Riccardo]
1941年ナポリに生まれる。世界で最も称賛されているオペラ、オーケストラ指揮者の一人。1986年から2005年までスカラ座の音楽監督を務めた。1971年からザルツブルク音楽祭の常連指揮者でもあり、現在ローマ歌劇場終身名誉指揮者、シカゴ交響楽団音楽監督
田口道子[タグチミチコ]
国立音楽大学声楽学科卒業後ミラノに渡り、ヴェルディ音楽院を卒業しディプロマを取得する。メゾ・ソプラノ歌手として活躍する傍ら、オペラ演出の基礎を学び、演出助手としてミラノ・スカラ座を始め、世界の歌劇場で舞台経験を積む。日本では新国立劇場、藤原歌劇団、サントリーホールで演出助手、再演演出家として数多くのオペラ制作に関わり、近年はオペラ演出家として活躍している。字幕の翻訳も多数手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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