回想・モスクワの音楽家たち

回想・モスクワの音楽家たち

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  • サイズ B6判/ページ数 374p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784276217911
  • NDC分類 762.38
  • Cコード C1073

内容説明

追放か死か=時代に翻弄された音楽家たちへ、自ら米国移住を強行したピアニスト、パパーノの追憶と哀惜の思いが注がれる。スターリン体制下のロシアで、苦闘を強いられた多くの人々の物語は、永く語り継がれるだろう。

目次

第1章 学校時代
第2章 モスクワ音楽院
第3章 あるコンサート・ピアニストの出会い
第4章 モスクワ最後の年月
第5章 アメリカ
エピローグ

著者等紹介

パパーノ,ドミトリ[パパーノ,ドミトリ][Паперно,Дмитрий]
1929年キエフに生まれる。モスクワ音楽院付属中央音楽学校とモスクワ音楽院でピアノをアレクサンドル・ボリソヴィチ・ゴリデンヴェイゼル(1875~1961)に師事した。1955年、第4回ショパン国際ピアノ・コンクールで第6位、1958年第1回エネスコ国際音楽コンクールで第3位など、多くのコンクールで上位入賞、内外で活発な演奏活動を行う。グネーシン音楽教育大学で教えたのち、1974年にアメリカに移住。シカゴのドポール大学音楽学部ピアノ科教授をつとめ、イエール大学やモスクワ音楽院で教える

高久暁[タカクサトル]
音楽学、音楽評論。日本大学芸術学部専任講師。東京大学理学部・文学部をへて、東京芸術大学大学院音楽研究科修士課程修了。近現代バルカン半島の音楽史研究から出発して、20世紀の音楽とピアノ演奏について幅広く取り組む

原明美[ハラアケミ]
京都市出身。4歳よりピアノを始め、10歳より園田高弘氏に師事。東京芸術大学音楽学部楽理科卒業、安宅賞受賞。同大学院音楽研究科音楽学専攻修士課程修了。これまでにNHK‐FM、TBSラジオなどで音楽番組を構成・制作
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感想・レビュー

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ソバージュ

6
図書館本。ロシア人ピアニスト兼教育者ドミトリ・パパーノの半生において関係した数多くのソ連時代の音楽家について、特に恩師であるゴルデンヴェイゼルについての手記。まえがきアシュケナージ、あとがきロストロポーヴィチによる。ソ連時代の不条理、音楽教育、数々のピアニストについてのエピソードは大変興味深いものだったが、文体が私には手強く時間を有した。著名なピアニスト達もステージ・フライトには随分悩まされていることを知り、深い安堵感を覚えた。2020/04/23

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