出版社内容情報
ウィーン・フィルのチェロ奏者として数々の大指揮者たちと共演を重ねた著者が、指揮者の役割・指揮の神髄とは何かを13人の巨匠の生きざまを通して描き出す。
内容説明
ニキシュ、マーラー、ワルター、クナッパーツブッシュ、フルトヴェングラー、カラヤン、バーンスタイン…。なぜ、楽員は、彼らのもとで、至高の音楽を紡ぎだすことができたのか。ウィーン・フィル及び国立歌劇場のチェロ奏者として数々の大指揮者たちと共演を重ねた著者が、巨匠の謦咳、芸術の核心にじかに触れえた経験をもとに、13人の巨匠の生きざまを通して、指揮者の役割、指揮の神髄とは何かを描き出す。
目次
ハンス・フォン・ビューロー―雄弁家
ハンス・リヒター―教育家
アルトゥール・ニキシュ―カリスマ
グスタフ・マーラー―殉教者
アルトゥーロ・トスカニーニ―独裁者
ブルーノ・ワルター―天使の声の持ち主
オットー・クレンペラー―大器晩成
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー―ぐず
ハンス・クナッパーツブッシュ―アナクロニスト
カール・ベーム―人間嫌い
ヘルベルト・フォン・カラヤン―帝王
レナード・バーンスタイン―感激家
サー・サイモン・ラトル―期待の星
新世紀の展望
著者等紹介
シェトレ,ルーペルト[シェトレ,ルーペルト][Sch¨ottle,Rupert]
1957年、ドイツのマンハイムに生まれたチェリスト。ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院で学んだ後、ハインリヒ・シフやアントニオ・ヤニグロのマスタークラスに参加。1983年以来ウィーン国立歌劇場とウィーン・フィルハーモニー管弦楽団でフリーランサーとして活躍。その後ソリストとなり、目下さまざまな室内楽アンサンブルの組織や、音楽祭の運営、音楽書の執筆に活動の場を広げている
喜多尾道冬[キタオミチフユ]
1936年、和歌山県に生まれる。東京大学大学院でドイツ文学を専攻。目下中央大学教授。文学、音楽、美術、映画など芸術全般の形象研究、それに芸術と産業社会との関連を研究の対象にしている
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感想・レビュー
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