目次
第1章 カラス神話―その由来
第2章 ヴェローナからの始まり
第3章 何事にも、私はいつも最高を望みます
第4章 スカラ座に“カラス”時代
第5章 オペラ界の女神
第6章 オナシスという名のにがい幻想
第7章 晩年―孤独の日々
感想・レビュー
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ヴェネツィア
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マリア・カラスの評伝。写真多数。著者はレンツォ・アッレーグリとロベルト・アッレーグリ父娘。二人は共に著名なジャーナリスト。さすがにカラスだけあって、思い出を語るのもカルロ・マリア・ジュリーニやフランコ・ゼッフレッリ等である。「カラス神話」と言われるほどに逸話が多い、いわば波乱万丈の生涯である。とはいっても、それは常に栄光と礼賛に包まれていたのだが。一般にオペラ歌手はその全盛期が短いのだが、カラスに限ればそれは随分長かった。さすがに晩年は孤独であったと伝えられるが、それでも写真からはとてもそうは見えない。2024/09/12
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