内容説明
ブロードウェイのヒット・ミュージカル《ウェスト・サイド物語》の作曲者バーンスタインは、同時に交響曲にも優れた作品を残し、指揮者として、世界中で広く活躍するかたわら、オペラの作曲も手がけている。また大学、テレビでも講義を行なうなど、今迄に例のない幅広い活動をしている大音楽家である。こうした才人バーンスタインの人柄と音楽を、著者の35年以上におよぶつき合いを通して、客観的、批判的にとらえていく。
目次
第1章 アメリカにおける音楽―アメリカ的な音楽
第2章 バーンスタインの青年時代―形成と発展
第3章 指揮者兼演奏家
第4章 ピアノ伴奏付歌曲からブロードウェイ・ソングまで
第5章 レナード・バーンスタインの管弦楽作品
第6章 劇場のための音楽
第7章 ウェスト・サイド物語
第8章 後期の作品における音楽的総合
第9章 音楽教育者としてのレナード・バーンスタイン
第10章 バーンスタイン―その人物の多様性