内容説明
ピアノという楽器が誕生してからその成熟まで、楽器の変遷、大作曲家、名演奏家の登場、社会と人々の生活などをとりまぜて、興味深く語る。
目次
秘められた主人公
「こんな奴らのためには弾かないぞ!」―ベートーヴェン
演奏会場での決戦
第7362号、あるいは、これこそハンマーだ!
「…よそ人の身はまた去りゆく」―シューベルト
ガラスの馬車。クララ・ヴィークのためのソロ
パリ、あるいは、ロマン派の集会
練習曲がサロンで可能になる―ショパン
音響体から体の音響へ―シューマン
カール・チェルニー、作品500、あるいは、わたしはどのように出演するのか?〔ほか〕