内容説明
カザルス、アルゲリッチ、バレンボイムはどのような困難を乗り越えて「天才」になったのか。
目次
第1部 偉大なる伝統(ザルツブルク生まれの奇跡;過激な冒険;ライプツィヒから来た少女;トストのエルニーニョ;ある家族の肖像;交差点カリフォルニア;二十世紀中盤の名ピアニスト)
著者等紹介
ケネソン,クロード[ケネソン,クロード][Kenneson,Claude]
カナダのチェリスト、指揮者。教育者として、エリック・ウィルソンやシャウナ・ローストンら神童を筆頭に、数多くのチェリストを育てる。1960年に文筆家としての最初の仕事をパブロ・カザルスに絶賛されて以降、チェロや弦楽器教育に関する記事を『The Strad』『Chamber Music Quarterly』などに寄稿。1989年、教育者として深い関わりを持つバンフ・センターの芸術監督の依頼で、同センターのレジデント・ヴァイオリニストで長くハンガリー弦楽四重奏団き率いたゾルタン・セーケイの伝記を執筆。エドモントン在住、アルバータ大学名誉教授
渡辺和[ワタナベヤワラ]
千葉県生。国際基督教大学教養学部を経て、1986年同大学院比較文化研究科修士課程修了。比較宗教表現論専攻。学部時代からアマチュア合唱団や教会聖歌隊などで宗教音楽などのレクチャーを行なう。大学院修了後は宗教音楽、室内楽を中心に、演奏会プログラム執筆、演奏家インタビュー、翻訳、マスタークラス通訳など、フリー音楽ジャーナリストとして活動。『音楽の友』『ストリング』『教育音楽』『The Strad』などに寄稿。聴衆拡大プログラム「仲道郁代の音楽学校」構成協力。1992年以降、ゆふいん音楽祭に広報スタッフとして参加。1997年以降、カナダ・オタワで隔年開催される国際弦楽四重奏シンポジウム評論家部会に招聘される
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