出版社内容情報
『レコード芸術』連載単行本化! 吉田秀和賞、サントリー学芸賞受賞の著者が、東欧の民俗音楽から旬のアーティストまでを語る。
『レコード芸術』誌の人気連載が単行本化! 吉田秀和賞、サントリー学芸賞受賞の著者が、専門分野である東欧の民俗音楽にとどまらず、新鋭指揮者のクルレンツィス、ヴァイオリニストのコパチンスカヤといった旬の話題まで、音楽・芸術・文化を縦横無尽に語り尽くす。2016、2017年2年分の連載24回分に加え、ONTOMO MOOK『吉田秀和――音楽を心の友と』収載の「断想」を収載。毎回、CD、演奏会、書籍、映画、楽器、民間伝承、指揮者、作曲家、演奏家などのテーマを取り上げる。主なトピック・登場アーティストは、クルレンツィス/コパチンスカヤ/イザベル・ファウスト/アーノンクール/クルターク夫妻/チェリビダッケ/イル・ジャルディーノ・アルモニコ/ユーラ・ギュラー/ヴェーグ弦楽四重奏団/クエイ兄弟/チャボロ・シュミット/三輪眞弘/ストラヴィンスキー/バルトーク/ヤナーチェク/ハイドン/チャイコフスキー/シェーンベルク/リゲティ/東欧演歌他
1 クルレンツィスとコパチンスカヤの「結婚」
2 ストラヴィンスキー《結婚》の周辺
3 ケルンでのもう一つの騒乱
4 ズルナの表象
5 ソペラと《管弦楽のための協奏曲》
6 京都のアーノンクール
7 ルーマニアにコリンダを聴きに行く
8 コリンダとシンデレラ
9 リゲティが握ったかもしれない消しゴム
10 レヒニッツの虐殺とバッチャーニ家
11 クルターグ夫妻が弾くバッハ
12 補遺をいくつか
13 ヴァイオリニスト数題
14 言葉の影……三輪眞弘の《新しい時代》
15 チェリビダッケの《ルーマニアン・ラプソディ》
16 国際フォーラム「東欧演歌」
17 クエイ兄弟・ヤナーチェク・ペトルーシュカ
18 音楽はどれほど根源的か?
19 ペルミのペトルーシュカ
20 ハイドン《迂闊者》
21 ユーラ・ギュラーのフレンチ・バロック
22 リリー・パストレの城館で起こったこと:グランツベルク
23 五〇年代のヴェーグ弦楽四重奏団
24 『僕のスウィング』をめぐって
appendix「断想」
伊東 信宏[イトウ ノブヒロ]
著・文・その他
内容説明
演奏芸術の新しい局面が始まった。これは「刺激的」な演奏なんていう生易しいものではない。吉田秀和賞、サントリー学芸賞受賞の著者が綴る『レコード芸術』誌の人気連載「東欧採音譚」が単行本化!
目次
クルレンツィスとコパチンスカヤの「結婚」
ストラヴィンスキー『結婚』の周辺
ケルンでのもう一つの騒乱
ズルナの表象
ソペラと『管弦楽のための協奏曲』
京都のアーノンクール
ルーマニアにコリンダを聴きに行く
コリンダとシンデレラ
リゲティが握ったかもしれない消しゴム
レヒニッツの虐殺とバッチャーニ家〔ほか〕
著者等紹介
伊東信宏[イトウノブヒロ]
1960年京都市生まれ。大阪大学文学部、同大学院修了。リスト音楽院(ハンガリー)客員研究員、大阪教育大学助教授などを経て、大阪大学大学院文学研究科教授。著書に『バルトーク』(中央公論社、1997年、吉田秀和賞)、『中東欧音楽の回路』(岩波書店、2009年、サントリー学芸賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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