出版社内容情報
著者の小説『葬送』の取材メモを元に、ショパンにまつわる人間関係や場所などをひも解く。著者のポーランド取材記や曲目解説も。
『音楽の友』(2009-2010年)連載の単行本化。ショパンとドラクロワを主人公とした平野氏の長編小説『葬送』の取材メモを元に、ショパンにまつわる場所や人間関係などを、読み物としておもしろく、時にはエッセーふうに語る。連載にはなかった、ショパンの住居を示した当時の地図やポーランド取材記、曲目解説などに加え、巻末にはショパンにまつわる人物のポートレート一覧も入れた、ショパンファン&平野文学ファン待望の一冊。
まえがき
1.ショパンはそもそも、どこの人?
2.ショパンは、どんなにおいだった?
3.パリの引っ越し好き
4.ショパンの家族 その一 父ミコワイ・ショパン
5.ベルジョヨーゾ大公妃の知られざる素顔
6.ショパンの家族 そのニ 母ユスティナ
7.EMIのショパン ~CD『葬送』の制作を巡って
コラム:パリでの最後のコンサート/曲目解説
8.イギリスのショパン
9.ロマン派美術館でのショパン展覧会
10.ショパンの家族 その三 三人姉妹
11.ジョルジュ・サンドの存在
12.『葬送』に至るまで
13.ショパンの生まれ故郷へ
あとがき
巻末付録:ショパンにまつわる人々
参考文献
【著者紹介】
1975年愛知県生。京都大学法学部卒。1999年在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。以後、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。著書は『葬送』、『滴り落ちる時計たちの波紋』、『決壊』、『ド-ン』、『かたちだけの愛』、『モノローグ(エッセイ集)』、『ディアローグ(対談集)』など。近著は、新書『私とは何か 「個人」から「分人」へ』、長篇小説『空白を満たしなさい』。
内容説明
ショパンをより深く知ることで、人は、バラード第四番を聴き、作品59の三つのマズルカを聴きながら、何を問うてみるべきかがわかるようになるだろう。ショパンを慈しむ作家平野啓一郎が小説『葬送』の取材ノートをもとに綴る。
目次
ショパンはそもそも、どこの人?
ショパンは、どんなにおいだった?
パリの引っ越し好き
ショパンの家族―その一・父ミコワイ・ショパン
ベルジョヨーゾ大公妃の知られざる素顔
ショパンの家族―その二・母ユスティナ
EMIのショパン―CD『葬送』の制作を巡って
イギリスのショパン
ロマン派美術館でのショパン展覧会
ショパンの家族―その三・三人姉妹
ジョルジュ・サンドの存在
『葬送』に至るまで
ショパンの生まれ故郷へ
著者等紹介
平野啓一郎[ヒラノケイイチロウ]
1975年愛知県生。北九州出身。京都大学法学部卒。1999年在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。以後、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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