内容説明
「音楽は人なり!?」重厚長大な交響曲の代表的作曲家ブルックナーには,一面で子供のような純真さと人もあきれるほどのお人よしなところがあったという。ヴィヴァルディからラヴェルまで,エピソードを通して描く30人の大作曲家たちの人間味あふれるプロフィール。本書を読んだ後では,彼らの音楽がまたひと味ちがって聴こえることでしょう。
目次
食通の粋な作曲家―ジョアッキーノ・ロッシーニ
無欲な楽天家―フランツ・シューベルト
音楽史の聖者―アントン・ブルックナー
リアルな人生に徹した作曲家―ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル
音楽もまたダンディ―モリス・ラヴェル
その道でもまた名手―フランツ・リスト
エピソードにつつまれた男―ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
多才な作曲家、その光と翳―カミーユ・サン・サーンス
その人生もまたドラマ―エクトル・ベルリオーズ
素朴に1つの線をのぼりつめた男―アントニン・ドヴォルザーク
ミステリアスな人生―ニコロ・パガニーニ
放浪また楽しからずや―イサーク・アルベニス
理想的な亭主像―ヨハン・セバスティアン・バッハ
ベートーヴェンの落し子と噂されたピアニスト―アントン・ルビンシテイン
人生もまた華麗なるロンド―カルル・マリア・フォン・ウェーバー
まさにパパ・ハイドン―ヨーゼフ・ハイドン
最多演奏回数の記録保持者―カール・チェルニー
その多彩なる女性遍歴―クロード・ドビュッシー
やや神秘的なその生涯―ドメニコ・スカルラッティ
毒気を当てる男―リヒャルト・ワーグナー
音魂商才の見本的人物―ムツィオ・クレメンティ
孤独を愛したメロドラマティスト―ジュゼッペ・ヴェルディ
幼な子の魂を持った音楽家―ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
愛と孤独、そして皮肉―ヨハネス・ブラームス
赤毛の司祭にしてBGMの開祖―アントニオ・ヴィヴァルディ
音楽界の知性派―フェリックス・メンデルスゾーン
プラトニックなセンチメンタリスト―ピョートル・チャイコフスキー
白手袋の浪漫派―フレデリック・ショパン
素敵な女性をオペラに書いたダンディな作曲家―ジャコモ・プッチーニ
清らかで悲しい愛のすがた―ローベルト・シューマン