私が独裁者?モーツァルトこそ!―チェリビダッケ音楽語録

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 151,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784276203747
  • NDC分類 760.4
  • Cコード C1073

内容説明

フルトヴェングラー亡き後、ベルリン・フィルを追われ不遇の道を辿った名匠が、みずからの信念を貫き、築き上げた独自の音楽観を語る。音楽への厳しいまなざしは自分へ、そして同僚にも容赦なく向けられる。「音楽について」「指揮について」「フルトヴェングラーについて」「同僚について」「演奏について」「ソリストと歌手について」「作曲家について」「ブルックナーについて」「オーケストラについて」「聴衆について」「批評家について」「神と宗教について」「レコードについて」「自分自身について」等、含蓄に富んだ発言が盛りだくさん。

目次

セルジュ・チェリビダッケの生涯―はじまりは終りのはじまり…
音楽について―農夫が朝歌をうたうとき
指揮について―細部の多様さ
フルトヴェングラーについて―啓示
同僚について―お手軽な抱擁
チェリについて同僚が語る―天国郵便局
演奏について―甲冑と翼をつけた牝牛
ソリストと歌手について―ゴビ砂漠の春
作曲家について―すべてはちょっとしたイエスの伝記で解決する
ブルックナーについて―光をたっぷり浴びて
よもやま話―ならず者とおしゃべり野郎
教育について―もっとも偉大であろうとすること もしくは音楽をすること
オーケストラについて―そしてわたしはその人たちにはなにも贈らない
聴衆について―そうなんですね
批評家について―精神薄弱の歩道
神と宗教について―思考のテロ
レコードについて―音の出るパンケーキ
自分自身について―モーツァルトは独裁者だ

著者等紹介

喜多尾道冬[キタオミチフユ]
1936年、和歌山県に生まれる。東京大学大学院でドイツ文学を専攻。中央大学教授。文学、音楽、美術、映画など芸術全般の形象研究、それに芸術と産業社会との関連を研究の対象にしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

叛逆のくりぃむ

2
 きつつい。しかし分からなくもない。2014/11/08

圓子

2
同僚についてのコメントはにやりとせずにはいられないものばかり。こんなに難しそうな反面、教育者であったというところが興味深い。2009/12/05

ねじ式箱男

0
ファンのミーハーな欲求も満たしてくれる興味深い書 最後の来日公演と東京藝大での特別講習も聴きに行き たまたまだがその後 目の前30cmの距離で拝謁(ただ「視た」だけ)できた チェリのブルックナー全集を今回入手 やはり素晴らしいのだが その巨匠の口の悪さはこういった本でもなければ想像出来ないだろう

antoinette

0
チェリ信者ですが、当然のように「真実」という言葉が使われていたのには首をかしげざるを得なかった。彼の云う「真実」の意味をとらえるには、もっとまとまった著作でも読まないといけないのかも2011/12/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/62382
  • ご注意事項

最近チェックした商品