内容説明
この本は『楽想のひととき』の続編である。今回も音楽を実践する者の1人として音楽と音楽家、演奏に関する問題をとりあげているが、自伝的な要素は極力排除した。
目次
モーツァルト演奏家が自らに与える助言
クラシック音楽はつねにシリアスであるべきか
楽譜とその守護者たち
ベートーヴェンの新様式
シューベルト最後の3つのソナタ
大人の演奏家への試金石―シューマンの「子供の情景」
高潔なるリスト
リストの「巡礼の年」第1年・第2年
リストのロ短調ソナタ
リストの心の悩み
ブゾーニの「ファウスト博士」
フルトヴェングラー
ライヴ・レコーディングについて
リサイタルとプログラム
ピアノにおけるバッハ
シュナーベルの解釈について



