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オペラ歌手誕生物語―繰り返せない旅だから〈3〉

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  • サイズ B6判/ページ数 245p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784276201903
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1073

内容説明

音楽家を志した青年が見事念願の東京音楽学校に合格するまでを綴った第一巻、戦時体制のなか活気に満ちた楽しい勉学生活を繰り広げる第二巻に続き、本巻は、卒業後教師としての人生をスタート、徴兵され過酷な体験を余儀なくされた軍隊生活・捕虜生活を経て、オペラ歌手としての端緒に着くまでの物語。木下保先生との出会いに始まり、信時潔・平井康三郎両先生との交遊、慰問に訪れた李香蘭・服部良一両氏との上海での共演、そして何よりも突然の召集という辛い運命に翻弄されながら必死に生き抜く様がいきいきと描かれていく。そして復員、歌手としての才能を糧にさまざまな体験を経て、オペラの仕事にたどり着く…。

著者等紹介

畑中良輔[ハタナカリョウスケ]
1922年(大正11年)北九州市門司生まれ。東京音楽学校(現東京芸術大学)声楽科、同研究科卒業。宮廷歌手ヘルマン・ヴーハーペニヒ博士に師事。リリック・バリトンとして、その音楽的解釈力の深さと卓越した演技力で、デビュー当時より高い評価を受ける。オペラではモーツァルト歌手として第一線で活躍、「魔笛」「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」「コシ・ファン・トゥッテ」等の日本初演の主役を歌ったほか、ヒュッシュ、タリアヴィーニと共演するなど、オペラ上演史に輝かしい足跡を残した。また歌曲ではドイツ歌曲・日本歌曲に造詣が深く、特に日本歌曲では全国縦断連続リサイタルを行ない、その普及に多大な貢献をした。東京芸術大学名誉教授、初代新国立劇場芸術監督、藤沢市民会館文化担当参与、水戸芸術館音楽部門芸術総監督、昭和60年紫綬褒章受章、平成2年毎日芸術特別賞受賞。平成6年勲三等旭日中綬章受章、平成9年モービル音楽賞受賞、平成11年神奈川文化賞受賞、平成12年文化功労者顕彰、平成18年恩賜賞・日本芸術院賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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メデスキ

1
さしてオペラ歌手誕生がメインでない自伝。WW2の一兵卒の記録(エッセイ)としてはそこそこに読める。矢代秋雄の曲を聴き直すキッカケになりました。

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