感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジャズクラ本
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著者はオーディオ評論家で自作スピーカーの神様みたいな人。亡くなってもう20年以上にもなるが未だに信者が多い。本書はスピーカー等のハードではなく、ソフトを評したもの。最初に言いたい放題のエッセイがあり、それに纏わるレコードが紹介されている。分野はクラシックが殆どだが、選出されているのは外盤中心で、しかもゲテモノの混じるいかにも著者らしい内容。そして録音はマイク少なく、ミキシングも極力手を加えていないシンプルなものを良しとしている。僕にも最近になってようやくシンプルな録音の真価が分かり始めたかな。2022/10/31
hibimoriSitaro
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再読。84年10月初版。STEREO誌連載のコラム附きレコードガイドを纏めたもの。と言ってもコラムのお題が先で,お題に沿うLPレコードを私蔵のライブラリから紹介するカタチである。ジャケットとスペアナの写真も長岡みづから撮影とのことだ。コラムは読者層を鑑みて「いい加減にします」より堅めであるが,何でもアリなフリーダムさは変わらず。長岡教徒はまだ生きのこっていると見えてえらいプレミアがついてたりするが,言うまでもなくもはやガイドとしての意味はない。往時を偲ぶファン……は往時に入手してるよな。買う人いるのかな。2013/03/20