出版社内容情報
本年九三歳をむかえる楽壇の至宝―朝比奈隆―の唯一の自叙伝の復刊。(旧版は一九七八年に日経新聞社より刊行。)氏の音楽の秘密を明かす貴重な記録が優美な名筆で綴られている。
内容説明
著者70歳の折に日本経済新聞に連載された「私の履歴書」を中心に、折にふれて綴ったエッセイをまとめたもの。朝比奈隆唯一の自叙伝であり、その音楽の秘密を明かす貴重な記録であるとともに、明治生まれの教養人ならではのたくまざる名筆は、読む者すべてを、人間について、芸術についての深遠なる思索へと誘わずにはおかない。
目次
私の履歴書(無心の歩み;もらい子;小学校時代 ほか)
欧州演奏旅行(フィンランドの思い出;ドナウの旅情;ブダペストの紳士 ほか)
私と音楽(ただ一度の生命;北沢さんの一喝;夜郎自大 ほか)
著者等紹介
朝比奈隆[アサヒナタカシ]
1908(明治41)年7月、東京生まれ。京都帝国大学法学部および文学部哲学科卒業。エマヌエル・メッテルに音楽を師事。1936(昭和11)年、大阪ではじめて指揮台に立つ。大阪中央放送局の指揮者を経て、戦時中は上海響、ハルビン響などおもに中国大陸で活躍。1947(昭和22)年、関西交響楽団を設立、その後1960(昭和35)年に大阪フィルハーモニー交響楽団に改組し、現在にいたるまで半世紀以上にわたって常任指揮者・音楽総監督をつとめている。国内はもとより、ベルリン・フィル、シカゴ響など海外の70近いオーケストラにも客演。1994(平成6)年、文化勲章受章
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