出版社内容情報
岩倉具視とフルトヴェングラー、どちらも「信念の人」だった。
著者はフルトヴェングラー夫人エリーザベトさんとの交流から岩倉家を知ることになる。7年にわたる研究で明らかにされるのは、岩倉具視からアウグスト・ユンカー、フルトヴェングラーへと連なる、大いなる政治と音楽の奔流だ。岩倉家が日本に遺した足跡を再検討する、超刺激的歴史絵巻。
内容説明
岩倉具視とフルトヴェングラー、どちらも「信念の人」だった。岩倉具視からアウグスト・ユンカー、フルトヴェングラーへと連なる道を辿り、岩倉家が日本に遺した足跡を再検討する、超刺激的歴史絵巻。
目次
前奏曲(ミュンヘン「英国庭園」、二〇一五年の夏;岩倉具視、皇妃エリーザベトと会食;岩倉具視と幻のアンパン・サークル;具一さんが書かなかった遺書)
1 村上源氏の名を汚すなかれ(岩倉具視を探す;堀河康親の二男、岩倉家の養子になる ほか)
2 右大臣様(明治維新のサウンドスケープ;東京奠都ミュージカル ほか)
3 文明開化と西洋音楽の曙(鹿鳴館のダンスの教師はドイツの獣医だった;国策としての音楽 ほか)
4 岩倉家と行く明治・大正・昭和(桜子(1886‐1985)
二つの結婚式と一つのお葬式 ほか)
著者等紹介
シュミット村木眞寿美[シュミットムラキマスミ]
ノンフィクション作家。1942年東京都生まれ。早稲田大学大学院卒業。ストックホルム大学留学、1968年よりドイツ・ミュンヘン在住。ミュンヘン大からカソリック社会福祉大に転校、社会教育主事の国家試験通過。ドイツ国籍取得。チェコ・カルロヴィヴァリイ(カールスバード)名誉賞受賞。同市とポベチョヴィッチェ(ロンスペルグ)の名誉市民章。パンヨーロッパ・ユニオン会員。1998年草津ベルツ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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