ハイドン ロマンの軌跡―弦楽四重奏が語るその生涯

ハイドン ロマンの軌跡―弦楽四重奏が語るその生涯

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  • サイズ B6判/ページ数 289p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784276201064
  • NDC分類 762.346
  • Cコード C1073

内容説明

ハイドンのプレイを通して立ちのぼってくるその精神は、「真面目で勤勉な宮廷楽長」といった既存のイメージを超え豊かなロマンにあふれていた。モーツァルト、ベートーヴェンに続く軌跡シリーズの第3弾。

目次

第1章 遅れてきた天才(若葉の輝き;生いたち;青春の獲得;楽長として)
第2章 新しい道(果実;疾風怒涛;ルイジア;単純さへの復帰)
第3章 出会いと別れ(モーツァルトとの出会い;センチメンタリズム;舞い上がる雲雀;脱出への希い;ロンドンへの旅)
第4章 成熟(職人から芸術家へ;真正のロマン;諦念;もう1つの花)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kthyk

16
ハイドンは普通の人、しかし、天才。人生に対して単純・明快。自己自身のあるべき姿についてイメージが早くから確立していた。個人的苦しみを他人に訴えることを恥じ、それを音楽で表現することをはばかった。バッハと異なり、彼の時代音楽は危機にさらされていた。音楽の創作は個人的な感情に支えられる。ハイドンは車大工の息子、父親は裕福ではあったが生活は堅実、親族は貧しい。ハイドンは6才になると両親の元を離れ、才能を見せ始めた音楽を学ぶためにハンブルクの叔母のところへ行く。そんなハイドンの四重奏の傑作は65才からに集中する。2021/06/07

もよ

8
最近ハイドンにはまっているので読みました。著者もハイドンにはまっており、しかも「弦楽四重奏至上主義者」の様で、かなり偏った記述。 著者の個人的なカルテット談義などが良く出てくるので、それが楽しめなければ厳しいかも。私は楽しみました。2018/06/23

うな坊

1
実際に演奏した経験に基づいた「ハイドン弦楽四重奏論」で、貴重な本である。だが、内容は恣意的なコメントが多く、また誤字(「若冠」「平均率」)も目立ち、座右に置きたいとは思えないのが残念。2015/06/16

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