内容説明
少年時代からヴァイオリンをたしなみ、終生音楽にひかれたヘッセの文学作品には、音楽家ヘッセがしばしば顔を覗かせる。哀愁に満ちた文章の基調となっている特徴的調べ、音楽的響きをもった珠玉のような言葉の数々、それはいったいどこから?ヘッセの音楽体験、音楽受容の歩みを示すドキュメント。
目次
古い音楽
パイプオルガン
ソナタ
ヴィルトゥオーゾの演奏会
オトマール・シェックの思い出から
モーツァルトのオペラ
シューマンの曲を聴いて
音楽する喜び
ある女性歌手への出さなかった手紙
ある演奏会の休憩時間に
僕のヴァイオリンに
ボニファツィオの絵
バッハのあるトッカータに寄せて
フルートの調べ〔ほか〕
-
- 和書
- 万葉集と長崎県 筑紫文庫