出版社内容情報
「これで金を取る気なのか!」
約190人もの関係者への取材・確認を敢行。指揮者はなぜ怒ったのか? 求められた音楽像は? 東日本大震災やコロナ禍でも音楽の灯を絶やさなかった理由とは?―――50年にわたる物語が幕を上げる。
1973年冬、杜の都・仙台の寺院に集まった音楽家4人が、オーケストラの設立を決意する。まもなくプロ化するも、理想の相違や、楽団員の確保、資金繰りの困難が待っていた。数々の痛みを経験しながらも同オケは、東北の音楽文化の中核を担い、東京公演や海外公演、そして国際音楽コンクールなど世界的な檜舞台を踏むようになる。
仙台フィルを形づくってきた芥川也寸志、籾山和明、円光寺雅彦、外山雄三、梅田俊明、パスカル・ヴェロ、飯守泰次郎、高関健、山田和樹ら指揮者との絆、地元のみならず全国の音楽家、音楽ファンから寄せられる信頼。そして、プロとしての矜持……。常に挑戦し続ける地方オケの雄の素顔。
内容説明
約190人もの関係者への取材・確認を敢行。指揮者はなぜ怒ったのか?求められた音楽像は?東日本大震災やコロナ禍でも音楽の灯を絶やさなかった理由とは?―常に挑戦し続ける地方オケの雄の素顔。
目次
第1章 初のプロオーケストラ(宮城フィル創立;手探りで活動開始 ほか)
第2章 試行錯誤の基盤整備(音楽総監督芥川也寸志;常任指揮者籾山和明の挑戦 ほか)
第3章 飛躍への布石(仙台フィルに改称;音楽監督外山の改革 ほか)
第4章 パスカル・ヴェロと東日本大震災(パスカル・ヴェロの登場;変わる意識、プログラム ほか)
第5章 未来を見据えて(飯守泰次郎、高関健を招く;経済界の支援と国の助成金 ほか)
著者等紹介
須永誠[スナガマコト]
フリーライター。1956年群馬県高崎市生まれ。80年河北新報社(仙台市)に入社。2022年まで記者・論説委員、福島総局長、紙面審査部長などを務める。専門分野は音楽、文芸、原発・環境問題ほか。仙台フィルは1986年から現在まで断続的に取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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