感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陽子
22
先月発刊の絵本。ミミちゃんは「ものすごく練習したのに、マルをもらえず」帰宅後も突っ伏して泣いている。ピアノにさわろうとしなくなる。そんな時に届いた「森の作曲家」からの手紙と楽譜。その曲を弾こうとピアノに触れると不思議な世界にワープする。音楽記号が単なる強弱等を表すものではなくて、「作曲家が伝えてくれる日記やお手紙のようなもの。伝えたかったことを想像しながら、音を探すのよ」ホントにそうだ、と思った。簡素な記号でも色々なイメージングができることや音楽の素敵さ、レッスンの根源を伝えてくれる優しい絵本。楽譜付き。2019/10/26
こくーん
0
図書館で児童書コーナーをなんとなく見ていて見つけた本。中にはピアノ譜と物語。強弱やアーティキュレーション記号ひとつにも、そこにはいろんな色や情景があるよ、楽譜は作曲家からのお手紙なんだよ、ということをストーリー仕立てにし、絵本の形で子どもにも理解しやすく作られている。大人の私でもなんだかピアノとの向き合い方をリセットしてくれたように感じた。曲もかわいくて良かった♪下の子7才も読了。ピアノ好きになってくれるといいなあ。2022/04/13