内容説明
本書は、大別して2つの部分から成っています。これまでは、クラリネットの演奏技法や表現についてしか気持ちが回らなかった筆者が、クラリネットの音そのものの鳴りについて取り組んだ研究の第一歩をまとめたものが前半です。そして、今までの乏しい演奏活動をとおしてアタックしてみた様々な指使いの試みについて、アルテッシモ音域を中心に発表したのが後半の運指についての項であります。
目次
倍音構成図を全体的に見て
「永岡ピラミッド」とクラリネットの自然倍音について
各音列について
運指について
高音域の指使いについて
音程の微調整について