バッハインヴェンション こころの旅

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バッハインヴェンション こころの旅

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  • サイズ A5判/ページ数 141p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784276143999
  • NDC分類 763.2
  • Cコード C1073

出版社内容情報

バッハ『インヴェンション』がテーマではあるが、楽曲分析のみならず、ピアノ演奏・指導に必要な広範囲の事柄を学ぶことができる。本書はバッハ『インヴェンション』がテーマではあるが、楽曲分析のみならず、ピアノ演奏・指導に必要な広範囲の事柄を学ぶことができる。著者が若かりし頃に直面した難題??どんなイメージを持って『インヴェンション』を弾かせたらよいのか、子どもたちに楽しいと思わせるにはどう指導すべきか。この障壁に挑み、試行錯誤を重ねた著者の言葉には、経験に裏打ちされた説得力がある。バッハの思想やその作品に見られる信仰の告白を読み解き、著者の心に響いた本の言葉たちと出合い、レッスンのひとコマに触れるうちに、改めて『インヴェンション』と向き合いたくなるだろう。そして著者の言葉どおり、「心の動きを通して楽曲に『詩情』のようなものを見つけ出すことができれば、『インヴェンション』の一見閉ざされていそうな扉を少しは開くことができるかもしれない」。『ムジカノーヴァ』連載(1990?94年/不定期)に加筆し単行本化するもので、指導歴約60年、能力・人格ともに備わった人物として知られる指導者による待望の初著書となる。


バッハの教育カリキュラム:日本人のバッハ演奏/小さな学習者には至難の業/では、どの曲を選ぶか?
インヴェンション 第1番 優しい会話:曲のおもしろさを実感させるには?/歌って弾く/バッハ家の特別な曲/家庭の団欒の中で
インヴェンション 第2番 さながら雪降る朝のよう:美しい聖句の流れ/本物に感じた世俗性/原因は不勉強/ただ純粋に音楽のみを/バッハではありません
インヴェンション 第3番 上機嫌なバッハ:子どもにも原典版?/バロック期の演奏習慣/笑いまくるバッハ
インヴェンション 第4番 嵐の日に:激しさを秘めた舞踏曲/さまざまなクーラント/荘重なダンス、サラバンド/3種類のジーグ/頭→手・指→耳
インヴェンション 第5番 さぁ、元気よく声を掛け合って:人のために尽くし切る/「メッセージあり」のサイン/数の象徴
インヴェンション 第6番 コントルダンスのごとく:笑い声が聞こえる/グールドとシフのアド・リブ
インヴェンション 第7番 佳曲の背景にあるドラマ:バッハの叙情性/音で絵を描く/5度の下降音形/実は受難曲/十字架音型とC音
インヴェンション 第8番 大笑い:アッ バッハッ ホッホッ♪/神のユーモア/伝統の継承/芋畑のバッハ
インヴェンション 第9番 悲しみと苦しみを経て:「受難」の調/ダ・ヴィンチ『最後の晩餐』/ユダの裏切り/ペテロの涙/グリューネヴァルトの祭壇画/栄光に包まれて
インヴェンション 第10番 爽やかな光、復活の朝、復活の調:神によって与えられたもの/爽やかさ、清閑さ/読まず宣言撤回/丘を駆け下りる2人のマリア/イエスの復活/朝の光の中で
インヴェンション 第11番 蛇にのみ込まれた半音階:登頂ガイドの最期/ラメント・バス/半音階を呑み込む蛇/永遠のいのち
インヴェンション 第12番 楽譜に見つけた天使たち:山の上の教会/天使の表現―モーツァルト、ベートーヴェン/天使の表現―バッハ/ダ・ヴィンチ『受胎告知』/存在を感じるとき
インヴェンション 第13番 罪の象徴、減7度:歌詞と音/アダムの罪/外国映画に思/ムンクの絵/罪の値
インヴェンション 第14番 音に込めたメッセージ:高校生時代の後悔/神の声/密かに入り込む罪/日本人特有のメンタリティ
インヴェンション 第15番 悲しいから踊るのさ:映画『道』/人間の聖性と俗性/不可解なテーマ/神の近くにあった人
バッハの小品:宝石にもたとえられる小品/練習の要点?フランス組曲/練習の要点?イギリス組曲/練習の要点?パルティータ/テンポの緩やかな曲とファンタジー


杉浦 日出夫[スギウラ ヒデオ]
音楽大学などでピアノの演奏法、指導法などの講座を担当する。PTNA全国大会審査員、毎日学生音楽コンクール審査員、日本モーツァルト・コンクール審査員、ミヨシネット会長などを務める。元名古屋芸術大学講師、愛知県立明和高校講師。(社)全日本ピアノ指導者協会理事・運営委員・ステーション育成委員長、ピティナ三河支部長・名古屋さかえステーション代表。

内容説明

指ではなく最初に「こころ」が動き始めれば、こんなにもバッハは楽しい!ピアノ指導歴約60年待望の著書ついに刊行!

目次

バッハの教育カリキュラム
インヴェンション第1番 優しい会話
インヴェンション第2番 さながら雪降る朝のよう
インヴェンション第3番 上機嫌なバッハ
インヴェンション第4番 嵐の日に
インヴェンション第5番 さぁ、元気よく声を掛け合って
インヴェンション第6番 コントルダンスのごとく
インヴェンション第7番 佳曲の背景にあるドラマ
インヴェンション第8番 大笑い
インヴェンション第9番 悲しみと苦しみを経て〔ほか〕

著者等紹介

杉浦日出夫[スギウラヒデオ]
名古屋芸術大学元講師、愛知県立明和高等学校講師、ミヨシネット会長、一般社団法人全日本ピアノ指導者協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まろにしも

14
★★★★ バッハの音楽をもっともっと聞きたくなった。邪な自分を自覚しつつ、気持ちが沈みつつも、神聖な気持ちになれるという希望と力の実感、それがバッハの曲の魅力かも知れない。まだまだバッハ入門生だけど、バッハ音楽とはこれからもずっと付き合い続けていくだろう。2017/08/28

すももんが

6
インヴェンションを弾くときに、曲のイメージ考察は、これからの練習に役に立つ。曲の解説やテクニック的なことばかりでなく、バッハを弾くときに必須であるキリスト教のバックグラウンドであったり、文学など他の芸術を絡めた解説もあって理解が深まる。話の脱線が多く(笑)、筆者の思い出話なども語られたりするが、これはこれで面白かった。終盤では「罪の意識」として遠藤周作の「海と毒薬」が引用されており、筆者の鋭い指摘に、我身を切られる思いがした。インヴェンションを知らない人にも、音楽読み物としておすすめ。2019/05/31

belle

4
久しぶりにバッハのインヴェンションのうちの何曲かを弾いている。そしたらこの本を見つけた。以前ポリフォニーを体感するために~歌って弾く~ことを指導された。そうして練習していたら、音を聴く耳が育ったように思った。この本ではさらにその先に分け入り、宗教・芸術・文学にまで広がって行く。まさに「こころ」の旅。2020/03/11

那智@灯れ松明の火

4
面白かった! 音形や数字のことなど、すごく勉強になった。これは何回も読み返したい。2018/12/27

ようこ

3
とりあえずざっと読んでみたが、面白い!謎ときのようにバッハが楽譜に記したメッセージを追いながら弾いてみたらまた違う気持ちになるかもしれない。2018/10/07

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