出版社内容情報
芸術としてのピアノ学習についての講義録。著者の門下には多数の名ピアニストが輩出。本書は名著として有名。
内容説明
名教師として名高いネイガウス教授による、モスクワ音楽院在籍40余年にわたるピアノ教育の神髄を披瀝した歴史的名著の改訳・新訂版。
目次
第1章 音楽作品の“芸術的イメージ”
第2章 いくつか、リズムについて
第3章 音について
第4章 技術についての探求
第4章への補足
第5章 先生と学生
第6章 コンサート活動について
著者等紹介
ネイガウス,ゲンリッヒ[ネイガウス,ゲンリッヒ][Нейгауз,М.Генрих]
1888年4月12日現ウクライナ共和国エリザヴェトグラードに生まれる。両親はともにピアノ教師。母方の叔父フェリックス・ブリュメンフェルトや従兄弟のシマノフスキから大きな影響を受けた。1902年14歳の時にミッシャ・エルマン(11歳)とのコンサートに出演、伴奏および独奏を行った。その後ベルリンで作曲をユオンに師事、ウィーン音楽院ではゴドフスキーにピアノを学ぶ。1914年、故郷エリザヴェトグラード音楽院で教職につき、以後チフリス、キエフなどを歴任、1922年からモスクワ音楽院教授をつとめる。ここでの教育活動は死の年(1964年)まで続く。その間も活発な演奏活動を行いながら、リヒテル、ギレリスなど多くのピアニストを育てた
森松皓子[モリマツアキコ]
山口県出身。神戸市外国語大学卒。これまで、ラウディミール・トロップ、イリーナ・メジューエヴァなどのロシアのピアニストの通訳を多くつとめた。最近ではトロップ教授の公開セミナーの通訳をはじめ、ロシア人ピアニストによる雑誌記事翻訳などで活躍
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