出版社内容情報
解説書で解き明かされた「イメージ奏法」を『ブルクミュラー25の練習曲』で展開。自分なりの表現を練り上げていく過程を体験。
解説書で解き明かされた「イメージ奏法」を、実際の作品で展開する。『ブルクミュラー 25の練習曲』は、作曲者が標題を付しているが、学習者が自分の生活や感性に照らし、年齢に応じて自由にイメージを膨らませてよい、と著者は主張する。今回のワークブックは、ピアノを習い始めて2~3年の子どもたちを念頭に、レスナーが手助けするアナリーゼがすでに書き込まれ、オーソドックスな表現曲線も書き込まれたベース楽譜を提示。ここからあと、イメージ語を決め、物語をつくり、それに合った奏法を考え、色を塗り、自分なりの表現を練り上げていく過程を生徒自身が体験できるようになっている。レスナーとともに、学習者自身も必携のワークブック。
はじめに(ピアノを指導する方へ)
「演奏設計図」をつくりましょう
「練習計画表」&「発表会の記録」をつくりましょう
物語例&イラスト例(全曲)
『ブルクミュラー 25の練習曲』全曲のベース楽譜(若干サイズダウンし、段間を開けた楽譜に、和音分析、表現曲線、イメージ語記入欄などがアミで組み込まれたもの)
【著者紹介】
東京芸術大学音楽学部ピアノ科卒業、同大学院修了。名古屋市芸術祭賞、愛知教育文化芸術賞、クラスノダール国際音楽祭芸術賞などを受賞。ソロ・リサイタルや室内楽奏者として活躍。現在、愛知教育大学教授、名古屋音楽大学非常勤講師。ショパン国際ピアノコンクールAsia常任委員。
目次
「ワークブック」を使うにあたって
「イメージ奏法」から生まれた物語例&イラスト例―ブルクミュラー“25の練習曲”
「演奏設計図」をつくるための楽曲分析&表現曲線付き楽譜―ブルクミュラー“25の練習曲”(素直な心;アラベスク;牧歌;小さな集会;無邪気;前進;清い流れ;優美;狩り;やさしい花 ほか)
著者等紹介
武本京子[タケモトキョウコ]
東京藝術大学音楽学部ピアノ科卒業、同大学院修了。名古屋市芸術祭賞、愛知教育文化芸術賞、クラスノダール国際音楽祭芸術賞、名古屋市芸術奨励賞、愛知県芸術文化選奨文化賞、名古屋ペンクラブクリティック賞受賞。音楽の内面を色彩と物語でイメージして奏法を導く独自のピアノ教育法のメソッド「イメージ奏法」を確立し、その実践として、ソロアルバム、室内楽、協奏曲など国内外のアーティストと11枚のCDをリリース。古典から現代音楽の初演まで幅広いレパートリーで演奏活動を行い、好評を得ている。現在、愛知教育大学教授。名古屋音楽大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 複素解析概論 数学選書