内容説明
歌ったり、遊んだりしているうちに、自然に音楽力が身についていく子どもたち。幼児のピアノ指導の第一人者・呉暁(ご・あき)先生が、長年の指導経験の集積を踏まえて生みだしたたくさんのピアノ指導者に支持を得ている教本―『リズムとソルフェージュ』『うたとピアノの絵本』『アキピアノ教本』の使用法を基盤にして、良い指導者であるべき基本を、かみくだくように、わかりやすく語った書。
目次
第1章 子どもを教えるときの基本
第2章 歌ってから弾く指導法
第3章 『アキピアノ教本』の使いかた
第4章 『リズムとソルフェージュ』の教えかた
第5章 楽しんで上達するには
第6章 最短距離での基礎づくり
第7章 ピアノは遊びのひとつ
著者等紹介
呉暁[ゴアキ]
東京生まれ。ピアノ・ソルフェージュ教師
山本美芽[ヤマモトミメ]
音楽・ノンフィクションライター。東京学芸大学大学院修士課程修了。中学校の音楽教師を経て1997年より執筆活動を始める。ピアノ、音楽教育、フュージョンをテーマに音楽雑誌に寄稿。日本音楽教育学会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふみ
2
子どもに音楽をレッスンするにあたっての大切なこと:●大前提●音楽は楽しむもの!・・・趣味の子どもにチェルニーは不要。曲の中で楽しくテクニックを学びましょう。●ソルフェージュが大切!・・・趣味の子どもなら受験やら何やらで、小学校高学年になればレッスンを中断することに。中断してもまた音楽の世界に戻ってこれるように導くのが譜読みの力である、と。2010/05/02
ぴよぴよ
1
前読んで、よかったから買った。良書。実際ここにでるテキストを何冊か使っている。練習のためのピアノではなくて、音楽を楽しむためのピアノって必死になると忘れがち。心したい。2011/08/08
ゆるこ
0
とても参考になる。わたしの力量不足でおっしゃる通りにはまだまだ全然うまくいかないんだけどね…(´Д`) こんなふうにできたらいいなぁ2014/06/01
零戦隼人
0
しばらくしたらまた読んでみたい2012/08/17
こくーん
0
図書館本。ピアノ教育界における過激本と言えそう。いろいろ、目から鱗だった。家で練習しなくも大丈夫って…!とても無理!って思ってしまう。でも、心のほんの片隅にでも、こんなやり方や考え方があるっていうことを置いておいたら、少しは余裕持てるかも。ついつい子に口煩く、練習しなさい!って言ってしまいがちなので、そこにブレーキをかけてくれる良書。また、何のためにピアノを習わせるのか、改めて考えるきっかけにもなった。よかったので購入希望リスト入り!2021/09/24