出版社内容情報
「正しい」解釈をするための規則集ではなく、様式にかなった演奏―過去における作曲家の創意と現在における読者自身の想像力との協働―を行うために必要かつ有用な情報源となる一冊。
英国の王立音楽大学の学生(特に上級生)と教師を対象として刊行され、アマチュアの学習者から演奏者まで、十分読者対象となる。
本書で繰り返し強調される重要な点は、演奏者の役割が印刷された音符をできるだけ正確に表現することではない、という点で、各章ごとにその分野の専門家(演奏に関する章はプレイヤーとして一流の演奏家)が書いていることが大きな魅力です。
第1章で歴史的背景、最後の第7章で原典資料とエディションを論じています。第2~6章は、譜面が当時の演奏家にどのように解釈されたかという重要な内容に続いて、鍵盤楽器、弦楽器、管楽器、声楽について専門的に触れています。
巻末には本文に関連したCDガイド付き(聞くべき高水準の演奏を案内)。
図版一覧
執筆者の紹介
謝辞
一般的注記
日本語版の凡例
まえがき アントニー・バートン
はじめに クリストファー・ボグウッド
第1章 歴史的背景 ジョージ・プラット
第2章 記譜法と解釈 ピーター・ホールマン
第3章 鍵盤楽器 ダヴィット・モロニー
第4章 弦楽器 アンドルー・マンゼ
第5章 管楽器 スティーヴン・プレストン
第6章 歌唱 ジョン・ポッター
第7章 原典資料とエディション クリフォード・バーレット
参考文献
CDについて
訳者あとがき
人名索引
事項索引
【著者紹介】
ケンブリッジ大学で音楽を学び、ニュー・イングランドとマンチェスターで芸術行政に携わったのち、15年間BBC第3ラジオ番組の音楽プロデューサーを務めた。現在は音楽之幅広い分野にわたってフリーで放送や著作に携わっている。イースト・ロンドンの2001年スピタルフィールズ(Spitalfields Festival)音楽祭の芸術監督にも招かれた。
目次
第1章 歴史的背景
第2章 記譜法と解釈
第3章 鍵盤楽器
第4章 弦楽器
第5章 管楽器
第6章 歌唱
第7章 原典資料とエディション
著者等紹介
バートン,アントニー[バートン,アントニー][Burton,Anthony]
Cambridge Universityで音楽を学び、ニュー・イングランドとマンチェスターで芸術行政に携わったのち、15年間BBC第3ラジオ番組の音楽プロデューサーを務めた。現在は音楽の幅広い分野にわたってフリーで放送や著作に携わっている。イースト・ロンドンの2001年スピタルフィールズ音楽祭の芸術監督にも招かれた
角倉一朗[スミクライチロウ]
1932年東京生。東京芸術大学音楽学部楽理科卒、同専攻科修了。桐朋学園大学助教授、東京芸術大学助教授、同教授、神戸女学院大学大学特任教授を歴任。元日本音楽学会会長、元国際音楽学会理事。現在、東京芸術大学名誉教授。バッハ・コレギウム・ジャパン会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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