内容説明
バロック音楽理解への、文献解読のコツを伝授!作曲当時の人々の音楽に対する考え方、記譜や演奏の習慣を知り、作曲家が伝えたかったことを、楽譜から正確に読み取る方法を講義録風に楽しくまとめた1冊。日本語版だけの補講「オルガン」を書き下ろし。バロック時代の音楽資料満載。
目次
第1講 1600年から1750年までの音楽史
第2講 バロック音楽演奏における感情
第3講 作曲家と当時の演奏法
第4講 初学者たちへのアドヴァイス
第5講 装飾法
第6講 ヴィブラートと即興演奏
第7講 アーティキュレーション、強弱法、その他
第8講 テンポとポリリズム
補講 オルガン
著者等紹介
コープマン,トン[コープマン,トン][Koopman,Ton]
1944年オランダ、ズヴォレ生まれ。アムステルダム音楽院にてオルガン、チェンバロ、音楽学を学び、首席で卒業。アムステルダム・バロック・オーケストラを創立。チェンバロ、オルガン奏者として世界中でコンサート活動を展開し、また指揮者として多くのオーケストラから招聘される。レコーディング多数。代表作としてバッハのオルガン作品全集、カンタータ全集などがある。現在はブクステフーデ全集に取り組み、2011年よりクリーヴランド・オーケストラのアーティスト・イン・レジデンスとして3年間の活動が予定されている
風間芳之[カザマヨシユキ]
1972年長野県生まれ。早稲田大学卒業後、オランダ・ベルギー各地の音楽院で学ぶ。インマゼール、コープマンらに師事。ハーグ王立音楽院第一、第二課程をともに最高点で卒業。オーストリアのシェルディンクのオルガン・コンクールで2位(1位・3位なし)、ブルージュ国際古楽コンクール室内楽部門にて優勝。チェンバロ、オルガン、クラヴィコード、ピアノフォルテの演奏を専門とする。ヘルネ古楽祭、ブルージュ古楽祭、アムステルダムのコンセルトヘボウ、ロンドンのウィグモア・ホール、ポツダム、バイロイトの歌劇場で演奏活動をおこなう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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