トン・コープマンのバロック音楽講義

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  • サイズ A5判/ページ数 227p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784276140615
  • NDC分類 762.05
  • Cコード C1073

内容説明

バロック音楽理解への、文献解読のコツを伝授!作曲当時の人々の音楽に対する考え方、記譜や演奏の習慣を知り、作曲家が伝えたかったことを、楽譜から正確に読み取る方法を講義録風に楽しくまとめた1冊。日本語版だけの補講「オルガン」を書き下ろし。バロック時代の音楽資料満載。

目次

第1講 1600年から1750年までの音楽史
第2講 バロック音楽演奏における感情
第3講 作曲家と当時の演奏法
第4講 初学者たちへのアドヴァイス
第5講 装飾法
第6講 ヴィブラートと即興演奏
第7講 アーティキュレーション、強弱法、その他
第8講 テンポとポリリズム
補講 オルガン

著者等紹介

コープマン,トン[コープマン,トン][Koopman,Ton]
1944年オランダ、ズヴォレ生まれ。アムステルダム音楽院にてオルガン、チェンバロ、音楽学を学び、首席で卒業。アムステルダム・バロック・オーケストラを創立。チェンバロ、オルガン奏者として世界中でコンサート活動を展開し、また指揮者として多くのオーケストラから招聘される。レコーディング多数。代表作としてバッハのオルガン作品全集、カンタータ全集などがある。現在はブクステフーデ全集に取り組み、2011年よりクリーヴランド・オーケストラのアーティスト・イン・レジデンスとして3年間の活動が予定されている

風間芳之[カザマヨシユキ]
1972年長野県生まれ。早稲田大学卒業後、オランダ・ベルギー各地の音楽院で学ぶ。インマゼール、コープマンらに師事。ハーグ王立音楽院第一、第二課程をともに最高点で卒業。オーストリアのシェルディンクのオルガン・コンクールで2位(1位・3位なし)、ブルージュ国際古楽コンクール室内楽部門にて優勝。チェンバロ、オルガン、クラヴィコード、ピアノフォルテの演奏を専門とする。ヘルネ古楽祭、ブルージュ古楽祭、アムステルダムのコンセルトヘボウ、ロンドンのウィグモア・ホール、ポツダム、バイロイトの歌劇場で演奏活動をおこなう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Takuji

1
学問では当たり前のアプローチだが、音楽でも一次資料が大切である事がよく分かる。アーノンクールの本に比べて実践的。2015/12/01

1
1980年代半ばに学生に向けて書かれた旧作を加筆修正した本書。演奏をする人向けに装飾法、ヴィブラートと即興、強弱やテンポ、音律など実際に楽譜に向かったときに役に立つことがやさしく書かれている。音楽史も少し。イタリア様式とフランス様式の葛藤についてなど。素晴らしい鍵盤奏者である著者だけに、鍵盤奏者に特に役に立ちそう。一般に信じられているバロックピッチは低いなんていうのもどうやらそうとも限らない。(だと思った!)個人的にもう少し幻想様式について知りたいなあ。2014/08/17

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