アフリカ音楽の正体

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アフリカ音楽の正体

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  • サイズ B6判/ページ数 245,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784276135703
  • NDC分類 762.4
  • Cコード C1073

出版社内容情報

アフリカ音楽に興味を持つすべての人に贈る入門書。『教育音楽 中・高版』 連載に大幅加筆修正。音楽の授業教材としても最適。坂本龍一氏推薦!「20世紀以降のジャズやロックを含む全てのポピュラー音楽は、アフリカ音楽の影響を受けている、あるいはそれ以上に基底にはアフリカ音楽があると言っても過言ではない。(中略)あの広大でたくさんの部族が暮らしているアフリカに、ある共通するリズムパターンがある不思議。西洋とは異なるハーモニー感覚がなぜ生じるのか、人類がもつ言葉と音楽の関係の根源に対する考えを促すような音楽と言葉との関係など、アフリカ音楽には尽きない魅力が満載である。ぜひこの本を手にとってその魅力に触れてほしい。」「理論編」では、アフリカ伝統音楽の構造を、リズム、ハーモニー、旋律、太鼓、子供の遊びなどを取り上げて解き明かす。「実践編」のアフリカの太鼓合奏実技は、音楽の授業教材としても最適。アフリカ音楽に興味を持つすべての人に贈る入門書。『教育音楽―中学・高校版』(1996?97)連載を大幅に加筆修正。

はじめに

理論編

第一章 アフリカ・リズムの衝撃        

  一 シンコペーション論争

  二 アップビートかダウンビートか

  三 ポリリズムの「前景」と「背景」

  四 ジャンルを越えるヘミオラ

第二章 アフリカ・リズムの奥義        

  一 演奏していないリズムが聞こえる

  二 大陸を横断するリズム型

  三 里帰りしたアフリカのリズム

  四 アフリカ音楽は変拍子か

  五 アフリカ・リズムのサウンドスケープ

第三章 アフリカに「ハーモニー」が響く    

  一 アフリカ・ハーモニーへの偏見

  二 ハーモニー文化クラスター

  三 アフリカ・ハーモニー生成の秘密

  四 アフリカ人のハーモニー感覚の源泉

  五 耳を惑わすアフリカ・ハーモニー

第四章 アフリカの旋律をたぐる        

  一 言葉は旋律を支配するか

  二 即興旋律の妙技 

  三 旋律構成の秘術

第五章 太鼓は話すことができるか        

  一 トーキング・ドラムの伝説

  二 トーキング・ドラムの真実

  三 アフリカの声の記譜法

  四 オノマトペと声の記譜法

第六章 子どもと遊びと音楽と          

  一 わらべうたは大人の歌のひな形 

  二 アフリカ版わらべうた

  三 社会教育としての遊び

  四 遊びと賭博

実践編

第七章 アフリカの太鼓で合奏しよう       

  一 机をたたいてポリリズム

  二 ルヴァレの太鼓合奏曲ムウォコロ

  三 ルヴァレの太鼓合奏曲チヤンダ

  四 チェワのニャウ結社の太鼓合奏

あとがき

楽譜出典

付録音源一覧

参考文献

索引

塚田 健一[ツカダ ケンイチ]
東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程修了。ベルファスト・クイーンズ大学大学院社会人類学科博士課程修了。Ph.D. 現在、広島市立大学名誉教授。著書:『アフリカの音の世界』(新書館)、『Kenichi Tsukada & Ryuichi Sakamoto Selections: Traditional music in Africa』(共著、エイベックス)、『アフリカ音楽学の挑戦』(世界思想社)、他。

目次

理論編(アフリカ・リズムの衝撃;アフリカ・リズムの奥義;アフリカに「ハーモニー」が響く;アフリカの旋律をたぐる;太鼓は話すことができるか;子どもと遊びと音楽と)
実践編(アフリカの太鼓で合奏しよう)

著者等紹介

塚田健一[ツカダケンイチ]
東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程修了。ベルファスト・クイーンズ大学大学院社会人類学科博士課程修了。Ph.D。広島市立大学名誉教授。民族音楽学・文化人類学専攻。国際伝統音楽学会理事、国際アフリカ音楽舞踊センター理事、ユネスコ無形文化遺産審査委員(アフリカ担当)などを歴任。音楽学と人類学の境界領域で、これまでアフリカのほか、台湾山地、パプアニューギニア、沖縄などの音楽文化の研究に従事。主な著書に『アフリカ音楽学の挑戦―伝統と変容の音楽民族誌』(世界思想社、2014、田邊尚雄賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bartleby

15
読んでよかった。タンザニアの音楽、またモシ族の太鼓による会話に魅せられて以来ずっとアフリカ大陸の音楽が気になっていたが、本書のような入門書になかなか出会えなかった。理論編と実践編に分かれている。複雑なポリリズムが一般に根付いていることに驚愕。例えば4拍子と3拍子を重ね合わせるとか。これが合唱で用いられたりすると、3D画像みたいにそれぞれのパートが立ち上がって聞こえる。本書によるとやはり、スティーヴ・ライヒのミニマル・ミュージック(ピアノ・フェイズとか)はこのアフリカのリズムを借用しているらしい。2022/12/15

Tenouji

6
やや難しかったのだが、うねるリズム、それにまつわる、西洋的な感覚とは違う音楽文化の存在が、興味深い。2017/06/15

ひびキング

4
楽譜は少しは分かる方なのだが、文字と楽譜だけでは音が聞こえ難い。しかしウェブ上の音源と合わせて読み進めることで少しずつアフリカビートが頭の中で鳴ってくるのが分かる。残念ながら最後の合奏ができるほど人が集まることはできなかった(^_^;) でもPerfumeのポリリズムをYouTubeで観ながら「なるほどっ」と膝を叩くw2016/11/18

ろくしたん

2
思ったより、難しかった。2021/08/07

5256

2
楽譜と音源が満載!音友のhpで毎回聴きながら読みました。たくさんの学者さんやその論文が紹介されているので、詳しく勉強したい人はこの本からまたどんどん広げ深められる。正確に採譜するための理想的な条件は自身が文化に体験を通して精通し、その音楽を演奏できること。無文字文化の歴史を辿るのは容易ではない中、一世紀も続くリズムの捉え方問題や音調・旋律問題の論争が面白い。フクウェのCDや太鼓合奏の章は授業で取り入れたいし、いつかアフリカ音楽の作り手が意図している耳の錯覚による聴き方を体感したい。2019/12/01

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