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「作曲家」宮城道雄―伝統と革新のはざまで

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  • サイズ B6判/ページ数 241p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784276133358
  • NDC分類 768.6
  • Cコード C1073

内容説明

レコードを聞くことを生涯の楽しみとし、ラヴェルの音楽をこよなく愛した不世出の箏曲家・宮城道雄。彼は、伝統と革新、芸術性と大衆性との調和を模索し、まったく新しい音楽の創造をめざした。その後の日本音楽の進むべき方向を決定したひとりの天才作曲家の全貌に迫る。

目次

序章 日本音楽の近代化はここから始まる
第1章 “水の変態”への道程
第2章 処女作“水の変態”
第3章 “水の変態”以後から上京まで
第4章 宮城道雄を受け入れる態勢
第5章 宮城道雄の出現
第6章 宮城作品のジャンル
第7章 新楽器の開発―珍なる楽器のオンパレード
第8章 宮城道雄の新楽器開発

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

4
近代音楽と伝統音楽の融合を果たした宮城道雄氏の業績を、近代日本の置かれた音楽事情と共に読み解く。明治維新によって西洋音楽が日本にどっと入ってきて、伝統音楽がそれまで受けていた庇護が近代化の為に失われる。そこで宮城氏がとったのが、自由な演奏を可能にする十七絃箏の開発や、西洋古典派のソナタを基にした新たな筝曲の形の模索である。ただ楽曲を日本の楽器でなぞるだけではなく、一般大衆へのアプローチと伝統芸術としての価値を失わないバランスを保ったことを忘れてはならない。2011/05/12

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