内容説明
レコードを聞くことを生涯の楽しみとし、ラヴェルの音楽をこよなく愛した不世出の箏曲家・宮城道雄。彼は、伝統と革新、芸術性と大衆性との調和を模索し、まったく新しい音楽の創造をめざした。その後の日本音楽の進むべき方向を決定したひとりの天才作曲家の全貌に迫る。
目次
序章 日本音楽の近代化はここから始まる
第1章 “水の変態”への道程
第2章 処女作“水の変態”
第3章 “水の変態”以後から上京まで
第4章 宮城道雄を受け入れる態勢
第5章 宮城道雄の出現
第6章 宮城作品のジャンル
第7章 新楽器の開発―珍なる楽器のオンパレード
第8章 宮城道雄の新楽器開発




