内容説明
本書は、シューベルトのリートを対象とする高度の音楽学的研究である。本書は、シューベルトの研究者及び演奏者にとって重要な基礎文献となり得るのみならず、音楽と言語、音楽美学及び音楽史学の根本問題を音に即して、より正確には音によって哲学する書物として、人文科学に係わる広い層の読者にとって極めて啓発的、刺激的なものと言うことができる。
目次
前編(シューベルトのリート(経験の基盤の拡充)
シューベルトの音楽の構造(音楽的抒情詩の構造;シューベルトの音楽とその社会 ほか))
後編(“美しき水車小屋の娘”(“美しき水車小屋の娘”のリート各論)
“美しき水車小屋の娘”以後(1826年から1828年のリート;“冬の旅”について))
著者等紹介
前川陽郁[マエカワハルカ]
1956年香川県生。’80年京都大学文学部(美学美術史学専攻)卒。’91年大阪大学大学院文学研究科博士後期課程(芸術学専攻)、’93年同修了、博士(文学)。’91年大阪芸術大学講師、’95年助教授(音楽教育学科)。著書に「音楽と美的体験」ほか
樋口光治[ヒグチミツハル]
1952年大阪府生。1979年大阪大学文学部美学科卒。’91年大阪芸術大学助教授(音楽教育学科)
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感想・レビュー
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