出版社内容情報
原題は「プッチーニ・コンパニオン」。プッチーニのオペラを愛する十七人の学者たちがそれぞれのテーマで書いた本。その多面的な視点から新たなプッチーニの魅力を発見できる。
内容説明
プッチーニの全体像にせまるドキュメント集として編纂された本書は、それぞれのテーマにもっともふさわしい筆者によるエッセイをまとめている。
目次
プッチーニ家の系図
若きプッチーニと当時の音楽界
「妖精ヴィッリ」、「エドガール」と「交響曲的要素」
プッチーニのマノンとその他のヒロインたち
マノン、ミミ、アルトゥーロ
つかの間の青春…「ラ・ボエーム」とその淵源
「トスカ」とペシミズム
海軍大尉F.B.ピンカートン…「蝶々夫人」制作過程と公演の諸問題
プッチーニとアメリカ
ジャコモ・プッチーニの「三部作」と二十世紀
「つばめ」について
「トゥーランドット」と二十世紀の舞台美学
ジャコモ・プッチーニのオペラ以外の作品について
プッチーニ・オペラの初期公演、その変遷の実情
プッチーニに関する関係書目概説
プッチーニとそのオペラ作品に関する新聞雑誌 掲載選定記事・論文の目録
プッチーニの生涯と作品に関する略年譜
著者等紹介
大平光雄[オオヒラミツオ]
1933年東京生まれ。1987年三菱銀行(現東京三菱銀行)退職後、学校法人駿河台学園に勤務、1999年退職
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