弟子から見たショパン―そのピアノ教育法と演奏美学 (増補・改訂版)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 441p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784276131453
  • NDC分類 762.349
  • Cコード C1073

内容説明

ショパンが多くの弟子をとり、レッスンには並々ならぬ情熱を傾けていたことは、意外に知られていない。このことに長年にわたって精力的に取り組んできたのがエーゲルディンゲル氏である。収集された数々の資料は、全体的な見通しのもとに詳細に検討され、注釈がほどこされた。それに付録、参考文献、索引などが付されて完成されたものとなっている。今回さらに新たな資料および訂正などがなされ、増補改訂版としての復活である。

目次

第1部 技法と様式(技法の基礎;様式の理論)
第2部 ショパンの作品の解釈(アンダンテ・スピアナート 作品22;バラード 作品38 ほか)
付録1 ショパンのピアノ奏法草稿
付録2 ショパンの弟子と近親者の書き込みのある楽譜
付録3 弟子や近親者の楽譜で、運指法や書き込みのある作品
付録4 同時代の人々が捉えたショパンの演奏

著者等紹介

米谷治郎[コメタニハルオ]
1933年、大阪府堺市生まれ。1957年東京芸術大学専攻科修了。1956年第25回NHK・毎日新聞主催音楽コンクール・ピアノ部門入賞。1957‐62年ドイツ政府給費留学生(DAAD)としてドイツに留学。その間フランスにも留学。1988年4月‐2001年3月東京芸術大学教授。聖徳大学人文学部音楽文化学科教授。東京芸術大学名誉教授

中島弘二[ナカジマヒロジ]
1947年、札幌生まれ。東京教育大学文学部卒。フランス政府給費留学生として、パリ大学でボードレール専攻。第三課程文学博士号取得。東京外国語大学大学院修士課程修了。立教大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Sachi

7
書簡や弟子たちの証言、数多くの資料からショパンという人を伺い知る。こんなに教育熱心な方だったとは知らなかった。また読みたい本です。柔軟性、柔軟性、柔軟性・・・・。よくよく練習を積み重ねるしかない。歌を勉強することの大切さも改めて感じました。歌うようにピアノが弾けるようになりたいなぁ。2015/06/18

FK

3
この本はやはりピアノ演奏者のための専門書なので、ショパンの楽曲についての説明は読んでも理解できないと思い省く。本当に聴けるものなら、聴きたい、ショパンの演奏を。それをイメージするために、この本は役に立つだろう。もっともすべてのショパン弾きがこの本を読んでいるとはかぎらない。どころかまったく知らずに、好き勝手に弾いているのが現状だろう。墓場のショパンは嘆いていることだろう、あまりの非繊細な演奏に。/ショパンはレッスンをしているときも、「指を使って歌うのですよ!」と、いつも言ってました。(P.64) 2017/06/01

Netaro

1
ショパンは確かに存在していたんだなぁ。 自分もショパンのように弾けるようになりたい。2023/11/13

TR-3B

0
ショパン先生、尊敬します。2012/03/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/204320
  • ご注意事項

最近チェックした商品